こんんちは。ハゲ太です。
https://worldfizz.com/finasteride-serenoarepens/
こちらの記事でノコギリヤシとフィナステリドの育毛効果を比較した研究についてご案内しました。
結果、フィナステリドほどではないにしろ、ノコギリヤシにも一定の育毛効果があるということでした。(必要摂取量は守る必要があります)
一般的には「フィナステリドには重い副作用の心配があるけど、ノコギリヤシはその心配がない」ので、「副作用が心配ならノコギリヤシサプリにしよう!」という流れがあります。
たしかにフィナステリドは服用をやめたあとも続くインポテンツや自殺につながるような抑うつ症状など、重い副作用が報告されています。
「ノコギリヤシにはそこまでの副作用はないだろう」ということはわかりますが、ではまったく副作用の心配はないと言えるのでしょうか?
ノコギリヤシの副作用について調べてみた
ノコギリヤシは前立腺肥大を防止するのにも良いということで、サプリメントの成分としてよく摂取されています。
そしてサプリメントといえば「サプリメント大国」であるアメリカの情報のほうが進んでいます。
■実はサプリメントについては日本よりアメリカのほうがかなり進んでいます。
アメリカでは「栄養補助食品健康教育法」通称「DSHEA(ディーシェイ)」という法律が1994年連邦政府により可決され、それ以来サプリメントは「食品」と「医薬品」のちょうど中間に位置するものとして法的に認められました。
そのため、サプリメントに対する国民の意識も高まり、「何にどれくらい効くのか」といったラベルのわかりやすさや、成分についての情報公開についてもすすんでいるんですね。
日本ではサプリメントは「食品」扱いで、情報の質と量においてもまだまだ後進国だといえます。
というわけで、ノコギリヤシについてアメリカのWebサイトを調べてみました。
ノコギリヤシの一般的な副作用といわれている事柄
今回参考にしたのは「WebMD」(ウェブ医学博士って感じ?)というアメリカの健康・医学についての情報を掲載しているサイトです。
アメリカではかなり権威のある健康情報サイトらしく、「アメリカヘルスケア出版編集者協会賞」の金賞、ベストWebサイト賞の他、数多くの賞をもらっているサイトです。
このサイトではサプリメントの各成分についても個別に紹介がされており、ノコギリヤシの副作用については以下のような説明がされていました。
アメリカの健康サイトで共有されているノコギリヤシの副作用情報
これまで報告されている副作用の事例としては、めまい、頭痛、胃のむかつき、吐き気、便秘、下痢、またインポを訴えているケースもありました。
しかしこれらの副作用はプラシーボとくらべてもそれほど頻度が高いレベルとは言えないものです。
また、肝臓と膵臓の問題を引き起こす懸念が指摘されています。これまで肝臓の不調を訴えた例が2ケース、膵臓の不調を訴えた例が1ケースあります。
ただ、この副作用がノコギリヤシが原因だったのかどうかについては、十分な情報が出ていません。
ちょっとした不調を訴えたケースはあるけど、それがノコギリヤシの影響とは断定できず、症状もたいしたものではないということみたいですね。
ここまで見ると「やっぱりノコギリヤシは安全だ!」と思えます。
ところが、文章を先にすすむと「WARNINNG!(警告!)」という文字が目に飛び込んできました。
ノコギリヤシは妊娠中、授乳中の女性にとっては危険?
WebMDの「ノコギリヤシの副作用について」は以下のように続きます。
特別な注意と警告
妊娠と授乳:
ノコギリヤシは妊娠中と授乳中には安全ではない可能性があります。なぜならノコギリヤシは体内で性ホルモンに似た作用をするためで、特に妊婦には危険です。
妊娠中と授乳中には使用しないようにしてください。
また、その他にも
ノコギリヤシは血液凝固を遅らせる可能性があります。
手術中および手術後に余分な出血を引き起こす可能性が懸念されます。少なくとも手術の予定日の2週間前までにはノコギリヤシの摂取を中止しましょう。
といった注意と警告がされていました。
これらの内容はこころに留めておいたほうがいいですね。
とくに最近は女性でも薄毛に悩む方が増えており、対策にノコギリヤシサプリを飲まれる方も多いので、【妊娠と授乳】についての警告にはとくに注意する必要があります。
「ノコギリヤシが妊娠・授乳中は危険」というのが気になったので他の情報源も見てみた
「ノコギリヤシは妊娠・授乳中は避けたほうがいい」という情報は日本ではみたことがなかったので、他の情報源もあたってみました。
すると別のサイトで以下ような内容がありました。
こちらは「U.S.News & Report」によって「2015年から2016年におけるアメリカ国内の最もすぐれた病院のひとつ」として表彰されている病院のWebサイトからの引用です。
妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある女性はノコギリヤシの摂取を避けてください。ホルモンの影響と、胎児の成長への影響の懸念があるからです。
また授乳中についても、十分な安全性の確認がとれていないため、ノコギリヤシの摂取を避けてください。
やはり妊娠中と授乳中の女性はノコギリヤシを避けたほうが安心のようですね。
まとめ
というわけで、ノコギリヤシの副作用について見てきました。
まとめると、「ほぼ安全」ではあるが「妊娠中」「授乳中」の女性は避けたほうがよい、ということでした。
女性の方は参考にしていただければと思います。
また最近ではフィナステリドの精子への影響をさけるために「子作り中はフィナステリドをやめてノコギリヤシに変える」という男性も増えてきています。
そんな方は奥さんが間違って飲んだりしないよう、気をつけてあげてくださいね。
それでは今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)