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子作り中は危険?プロペシア(フィナステリド)で男性不妊になる可能性が!

男性型脱毛症(AGA)の治療薬として広く使用されている「フィナステリド」(プロペシアの有効成分)には、多くの副作用の可能性が指摘されています。

代表的なものとしては、

  • 性欲減退
  • 男性機能障害
  • 抑うつ症状

などがありますが、ある研究によると男性の精子の減少にもフィナステリドの服用が関わっているという結果が出ています。

「性欲がなくなる危険性がある」

というだけでなく

「物理的な精子量も減る可能性がある」

のだとすれば、妊活中の男性にとってはかなりマイナスになりますよね。

はたしてフィナステリドを摂取することによって、本当に精液濃度が低くなるということがあるのでしょうか?

 

目次

フィナステリドの副作用で精子が減る?

アメリカの生殖医学会の雑誌「Fertility and Aterility」に掲載された研究論文に次のようなものがあります。

このページには研究論文の概要が掲載されていますが、内容をまとめると以下のようになります。

【研究の目的】
フィナステリドを中止したあと、精液濃度がどのように改善されたのかをはっきりさせる。

【対象】
フィナステリドの服用を続けてきた27人の男性。平均服用期間は57.4ヶ月(5年弱)。
平均服用量は1日1.04mg。

【結果】
フィナステリドの服用を中止した結果、服用中に比べて精子の数に「平均11.6倍」の増加が見られた。
服用中止後に精子の数が減少したケースはなし。

また、精子の運動性や形態には変化はなかった。

【結論】
フィナステリドはたとえ少ない量であっても、男性の精子数減少の原因となります。
不妊治療中の男性は、フィナステリドの服用を中止する必要があり、また不妊治療を希望する男性は注意して使用する必要があります。

研究対象となった人数は27人とかなり少なめではありますが、フィナステリドの服用を中止した結果、「精子の量が平均で11.6倍に増加」というのはかなり大きな数値ですよね。

逆にいうとフィナステリドの摂取によって精子量が「11.6分の1」に減少してしまう可能性もあるということになります。

そして特筆すべきなのは、「1日平均約1mg」という、それほど多くない摂取量でもこのような結果になっていたということです。

 

僕が毎日飲んでいるフィナステリド薬「フィンペシア」も1日の摂取量は1mgなので、もしかしたらすでに精子量が減っているのかもしれません・・

 

服用中止すれば男性不妊も治る?

この研究からわかるひとつありがたい情報としては、フィナステリドの服用中は精子の量が減っていたとしても、服用を中止すれば精子の量が元に戻る(増加する)という結果がでているという点です。

≫マジで怖い!|フィナステリド副作用についてのカナダの報道記事

▲こちらの記事で、カナダで訴訟沙汰になっているフィナステリドの副作用について記事にしていますが、ここであげられている副作用「男性機能障害」については「服用を中止しても回復しない」という可能性が指摘されていました。

「性機能に永続的なダメージを受ける可能性がある」というのはとても怖いですが、今回の研究からすると「精子数の減少」については永続的なものではないことになります。

ほんの少しですが、安心できますね。

 

フィナステリド服用を始めて精子が減った印象はあるか?ハゲ太の個人的な話

ところで僕自身はフィナステリドの服用をはじめてもうすぐ2ヶ月になろうというところですが、今のところ精子数が減ったという印象はありません。

というか、逆に最近増えているような気がします。笑

もしかすると、いっしょに服用を始めたZINC(亜鉛のサプリ)の影響もあるかもしれないのでなんとも言えませんが・・

亜鉛は精子の量を増やすともいわれてるらしいので、その影響かもしれませんね。

 

プロペシア・フィンペシアなどの服用は男性不妊症の原因になりうるかも

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ということで、フィナステリドを主成分とする「プロペシア」「フィンペシア」といった薬剤の服用は、どうやら精子の減少を引き起こす可能性がゼロではないようです。

最近では「妊活」といって子供をつくるために栄養摂取や生活習慣に気をつかう夫婦も増えてきていますが、もし旦那さんがフィナステリドを摂取しているのであれば、いったん中止したほうがいいかもしれません。

この点については「髪をとるか、子供をとるか」という問題になってきますが・・

 

 

妊活中のフィナステリドの代用品はある?

妊活中にフィナステリドの服用をやめるというのは、髪の毛を増やしたい・維持したい男性にとってはかなり勇気がいることですよね。

その場合、効果は劣るものの「フィナステリドに似た作用をもつといわれているノコギリヤシのサプリ」を摂取するという代替案があります。

 

フィナステリドの作用は強力男性ホルモンDHTを減らすこと

フィナステリドの作用は以下の図にある、薄毛の原因「DHT」をつくる酵素【5αリダクターゼ】を抑制することで、抜け毛を防ぐというものです。

 

男性型脱毛症の主要な原因は、男性ホルモン「テストステロン」が「5−αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる超強力な男性ホルモンに変換されてしまうことにあります。

このDHTが抜け毛を促進し、髪の成長サイクルを乱してしまうことで薄毛が進んでしまうんですね。

フィナステリドは「5−αリダクターゼ」の働きを抑える効果があり、それにより薄毛の原因となる「DHT」の産生を抑制することにつながります。

 

ノコギリヤシには5-αリダクターゼを抑制する働きが認められている

>>ノコギリヤシとフィナステリドの効果を比較した研究論文の内容

こちらの記事でご紹介した研究論文で示されている通り、ノコギリヤシエキスにはフィナステリドに近い働きが認められています。

■AGA患者にたいする臨床試験で

「フィナステリド:68%の患者が薄毛改善」
「ノコギリヤシエキス:38%の患者に薄毛改善」

という結果がでています。

 

ということで、精子の減少を避けたい期間はフィナステリドの代わりにノコギリヤシエキスを含んだサプリで代用するというのがひとつの方法です。

 

1日に必要なノコギリヤシ摂取量目安は320mg

その場合、できれば1日320mg程度のノコギリヤシエキスを摂取できるサプリを選ぶことをおすすめします。

というのは、上の研究論文で実際に使用した量が1日320mgだったからです。

これはノコギリヤシ「エキス(オイル)」で320mgであって、ノコギリヤシ「末(粉)」の場合は有効成分が比較的失われており、700-800mg必要とされています。

 

おすすめの代用サプリは?

ノコギリヤシを配合してあるサプリメントは何種類か出ていますが、「エキス(オイル)で1日300mg程度」ということを満たしたサプリメントは限られています。

(中には配合量を公開していないサプリもありますが、「自信があれば公表する」のが通常なので、おそらく十分な配合量ではないと考えられます)

 

育毛用サプリのノコギリヤシ含有量とタイプ

ちなみに今販売されている、ノコギリヤシをメインとしたサプリのノコギリヤシ含有量と【粉末かオイルか】を確認してみると・・・

 

  ノコギリヤシエキス量 ノコギリヤシエキスのタイプ
ボストン(BOSTON) 300mg オイル
イクオスサプリEX 300mg 粉末
GUNGUN 200mg 粉末
フェルサ 100mg 粉末
チャップアップサプリ 非公表 粉末
ブブカサプリ  135mg 粉末

 

このように、信用に足る育毛サプリは「育毛サプリBOSTON(ボストン)」のみ、という状況です。

 

育毛サプリBOSTON( ボストン)

ノコギリヤシの他にも「イソフラボン」「亜鉛」「コラーゲンペプチド」「L-リジン」など、育毛に必要な成分が1本でまかなえる「育毛に特化したサプリメント」です。

2chなども含めさまざまなところで評価が高く、「育毛サプリ」としてはナンバーワンだと評価しています。

費用は購入方法にもよりますが、1ヶ月約5,212円〜となっています。

 

育毛サプリ【BOSTON】公式サイトで確認してみる→

ノコギリヤシの効果だけでも試してみたいということであれば、「ノコギリヤシ単品のサプリ」がだいたい1,000円くらいから販売されています。

ただ、フィナステリドの代わりとして考えると、ノコギリヤシ単体ではフィナステリドほどの効果は期待できません。

そのためボストンのような「育毛に役立つ成分を総合的に配合した『育毛サプリ』」のほうがベターだと思います。

ノコギリヤシをフィナステリドの代替品として考えている方は参考にしてみてください。

 

 

まとめ

以上、フィナステリドの副作用のひとつである「精子減少」と、妊活のための「フィナステリド代替品」について見てきました。

子供を作れる時期というのは限られているものですが、30〜40代以降からでも薄毛を改善した事例は十分にあります。

「髪をとるか子供をとるか」という判断は人それぞれになるかもしれませんが、子供をつくるあいだだけでもいったんフィナステリドの服用を休止し、代用サプリで育毛に励むという選択肢もありだと思います。

 

 

 

 

 

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