こんにちは!ハゲ太です。
ハゲ業界で情報を検索していると、「筋トレするとハゲる?ハゲない?」という論争をよく見かけますよね。
「筋トレをして強い男になりたい!」という思いと、「でもハゲるのは嫌だ・・」という思いのあいだで葛藤している人も少なくないと思います。
この論争について、本当のところはどうなのか?調べてみたところ、
「筋トレしてハゲが進行しやすいかどうかは遺伝で決まる」
ことがわかりました。
さらに、
「遺伝的に筋トレでハゲが進行しやすい人が、ハゲずに筋トレする方法」
についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
筋トレするとハゲるという噂
僕が初めてハゲと筋トレの関係について知ったのは、ハゲが発覚した後に読みふけっていた尊敬する若ハゲ番長さんのブログでのことでした。
その内容は、若ハゲ番長さんの経験として「筋トレでハゲが進行した」というものでした。
これを読んでドキッとしたのを覚えています。
というのは、今年の春からの約半年間で完全にハゲてしまったのですが、その期間中に筋トレもしていたからです。
筋トレすると男性ホルモンが増加することを実証した臨床研究
「筋トレするとハゲる」という説の元となっているのは、
筋トレをすると男性ホルモンが増える
→男性ホルモンが増える結果として薄毛になる
という理論です。
まず「筋トレをすると男性ホルモンが増える」というのは本当なのか?ソースを探してみると次のような研究がありました。
「筋力トレーニングが、若者および高齢者の成長ホルモン・テストステロン(男性ホルモン)レベルに与える影響について」
Mech Ageing Dev. 1989 Aug;49(2):159-69.
「Effects of progressive resistance training on growth hormone and testosterone levels in young and elderly subjects.」Craig BW1, Brown R, Everhart J.
この研究では、
■ 23歳と63歳の被験者に12週間にわたる筋力トレーニングのプログラムに取り組んでもらう
■ 始める前と12週間後、またトレーニングした直後の「成長ホルモン」と「男性ホルモン(テストステロン)」の量の変化を調べる
という内容で結果を調べました。
その結果、次のように結論づけられています。
ここに示されたデータにより結論づけられることは、
「筋力トレーニングによって年齢に関係なく、成長ホルモンおよびテストステロンが増加する」
ということです。(ただし、高齢者の場合、若者ほどの増加量は見込めません。)
「筋トレによってテストステロン(男性ホルモン)は増加する」ということが実証されているわけですね。
この研究の他にも、
Med Sci Sports Exerc. 1992 Dec;24(12):1346-52.「Growth hormone, IGF-I, and testosterone responses to resistive exercise.」
こちらの研究など、筋トレすると成長ホルモンとテストステロンが増加するという研究はいくつか見つけることができました。
ということで、「筋トレ」によってテストステロンが増加するのは間違いないようです。
テストステロンが増えるとハゲるのか?
そうすると次の問題は「テストステロンの増加がハゲにつながるのか?」ということになります。
この点についてはハゲの原因を発見したハミルトン博士の「人体実験」が答えを提示してくれています。
(参考記事:ハゲと男性ホルモンの関係を解明したのは知的障害者にたいする人体実験だった?)
ハミルトン博士の実験によると、
・「遺伝的にハゲる可能性が元々あった人」にテストステロンを与えるとハゲが進行する
・「遺伝的にハゲない人」にテストステロンを与えてもハゲない
ということがわかりました。
つまり、「筋トレをする→テストステロンが増える→ハゲが進行する」のは、もともと遺伝的にハゲる可能性が高かった人に限られる、ということなんですね。
「遺伝的にハゲる可能性がある」人は筋トレに注意
ということで、「筋トレするとハゲるのか?」問題についての結論は、
■ 「筋トレすれば誰でもハゲる」わけではない(遺伝的にハゲない人はいくら筋トレしてもハゲない)
■ もともと遺伝的にハゲるポテンシャルを持っている人は、ハゲが進む可能性がある
ということになります。
※正確にいうと、テストステロンが直接ハゲを進行させるわけではなく、テストステロンから変換されたDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンがハゲを進行させることがわかっています。
「父親や兄弟親戚にはげている人がひとりもいない」という、遺伝的にセーフな人であればいくらでも筋トレしても大丈夫なんですね。
反対に「遺伝的・家系的にヤバそう」という人が筋トレをすると、残念ながら薄毛が進行しやすくなる可能性があります。
ではそんな人は「男らしくなる」という筋トレのメリットを享受することはできないのでしょうか?
「遺伝的にハゲやすい人」が【筋トレのメリット】を受けとるには?
筋トレのメリットは
「筋肉をつけて男らしい体つきになる」
という他にも、
「筋トレによって増えるテストステロンがもたらすメリット」
も小さくありません。
テストステロンが増えることによって、
- 性欲アップ
- 精力アップ
- 精神的に自信とモチベーションが高まる効果
などが期待でき、「男としての人生を充実させる」ための大きな働きがあるんですよね。
僕も含め「遺伝的に筋トレするとハゲやすい」人も、なかなかこれらのメリットをあきらめきれないと思います。
そこで僕たちAGA予備軍が、ハゲの進行を防ぎつつ「男らしい体つきや下半身」というテストステロンのメリットを受けとる方法を考えてみました。
① テストステロンがDHTにならないように「DHT抑制」をする
テストステロンは直接ハゲにつながるわけではありません。
テストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素によって
ジヒドロテストステロン(DHT)
という、より強力な変換され、このDHTが薄毛の原因となることがわかっています。
つまり、「5αリダクターゼ」のはたらきを抑えることができれば、いくらテストステロンが増えてもDHTを増やさないことができるんですね。
この「5αリダクターゼを抑制する」という作用をもつものに
- プロペシアなどの医薬品成分「フィナステリド」
- ノコギリヤシ抽出エキス
があります。
これらを摂取することで、「筋トレしてテストステロンが増えても薄毛になりにくくする」ことが可能になります。
筋トレでテストステロンを増やしつつ、ハゲないために摂取したいもの
なかでも一番強力なのは「フィナステリド」を含む医薬品です。
AGA治療薬としてはもっとも有名な「プロペシア」や、そのジェネリック品の「フィンペシア」などがあります。
ただ、フィナステリドは高い効果が期待できる分、
- 性欲減退
- 精子減少
- 男性機能障害
といった、テストステロンのメリットを台なしにしかねない副作用の心配もあります。
(参考:マジで怖い!|フィナステリド副作用についてのカナダの報道記事)
そのため副作用が心配であれば、フィナステリドと同じく「5-αリダクターゼ」を抑制する効果が実証されている「ノコギリヤシ」のサプリメントで代用することができます。
■フィナステリドに比べると効果は落ちますが、一定の効果が臨床研究によって実証されています。
ただ「ノコギリヤシサプリ」ならなんでもいいわけではなく、臨床研究で効果のあった配合量を満たしていないサプリもあるので気をつけてください。
十分な量のノコギリヤシを含んだ育毛サプリは限られている
多くの「育毛サプリ」にはノコギリヤシが含まれていますが、十分な量のノコギリヤシが配合されているものは意外と限られています。
臨床研究で効果がみられたノコギリヤシエキスは「液体(オイル)で320mg/1日」でした。
ノコギリヤシエキスは「液体状」か「粉末状」かによって有効成分に差があり、
- 液体(オイル)状であれば320mg/日
- 粉末であれば700-800mg/日
これが必要な摂取量のめやすといわれています。
https://worldfizz.com/nokogiriyashisapri-joken/
ちなみに今販売されている育毛サプリのノコギリヤシ含有量を見てみると・・
BOSTON(ボストン) | 300mg(オイル) |
イクオスサプリEX | 300mg(粉末) |
フェルサ | 100mg(粉末) |
チャップアップサプリ | 非公表(粉末) |
GUNGUN | 非公表(粉末) |
ブブカサプリ | 135mg(粉末) |
このように、ノコギリヤシエキスについて信用に足る育毛サプリのは「BOSTON(ボストン)」のみ、という状況なんですね。
ノコギリヤシの他にも「イソフラボン」「亜鉛」「コラーゲンペプチド」「L-リジン」など、育毛に必要な成分が1本でまかなえる「育毛に特化したサプリメント」です。
費用は購入方法にもよりますが、1ヶ月約5,212円〜となっています。(ボストンの買い方|amazon、楽天…格安で購入する方法はある?)
ノコギリヤシ単体のサプリであれば他にもありますが、筋トレによる薄毛の進行を防ぐためには、20種類もの育毛成分が総合的に配合されている「ボストン」がもっともおすすめのサプリになります。
参考にしてみてくださいね。
② 最小限の筋トレや日常の活動でも「筋肉がつきやすく」する
この戦略には「HMB」という成分(サプリ)を利用します。
HMBとは必須アミノ酸のひとつである「ロイシン」の代謝物で、
- 筋肉をつくるタンパク質を合成しやすくする
- 筋肉をつくるタンパク質が分解されにくくする
というはたらきがあり、「筋肉の増強」のためにボディビルダーなどのあいだで重宝されています。
日本では2010年にサプリの販売が解禁され、「筋肉をつけたい」人たちのあいだで定番のサプリとなりつつあります。
HMBを摂取することで、「筋肉がつきやすく、落ちにくい身体」にしていくことができるわけですね。
またHMBは男性ホルモンには影響しないので、筋肉がつきやすくなったからといってハゲる可能性が高まることもありません。
おすすめのHMBサプリ
HMBサプリはいくつか販売されていますが、なぜか「テストステロンを増やす成分」も同時に配合されていることがけっこう多いです。
(「男らしさ」を総合的に高めようという意図があるんでしょうね)
HMBだけに特化したサプリとしては↓こういうのがあるので参考に見てみてください。
③ テストステロンを増やさずに精力を高める食材・栄養分を摂取する
筋トレしてテストステロンを増やすメリットのひとつに
「性欲・精力」「自信やモチベーション」がアップする
というのがあります。
これらの点については、テストステロンを増やさずに下半身の力をアップさせることができる食材や栄養分をとることで補うことができます。
- スッポン
- マカ
- 牡蠣
- マムシ
- シトルリン
などですね。
ただ、継続してこれらの食材を摂りつづけるのも大変なので、やはりサプリメントが便利です。
>>スッポン・マムシ・マカ・シトルリンなど全188種類配合の男性力強化サプリ『マキシリン』
このサプリのように、ポイントとなる食材エキスや栄養分がまとめて摂れるものがおすすめできます。
まとめ
以上長くなりましたが、「筋トレとハゲ・薄毛の関係」をまとめると、以下のようになります。
■ 「遺伝的にハゲない人」であれば、いくら筋トレしても大丈夫
■ 「遺伝的にハゲる可能性がある人」の場合、筋トレで薄毛が進行しやすくなるかも
そして「遺伝的に薄毛になりやすい人」が、「男らしい体つきや下半身」を手にする方法は3つありました。
❶ 筋トレを普通にやり、筋トレで増えたテストステロンがDHTに変換されないように、「フィナステリド」「ノコギリヤシ」を活用する
(十分な量のノコギリヤシが摂れる育毛サプリは「ボストン」)
❷ 最小限の筋トレや日常の動きからでも「筋肉がつきやすく、落ちにくい」体にするため、HMBサプリを活用する
(テストステロンを増やす成分が配合されていない、HMB特化型サプリ「マッスルプレス」)
❸ テストステロンを増やさずに男性力を強化するため、スッポン・マムシ・マカ・シトルリンなどをまとめて摂れるサプリメントを活用する
「ハゲや薄毛にならないようにする」だけでなく、「男としての人生を充実させたい」という願いは、男であれば誰しももっていますよね。
僕もAGAの進行を抑えつつ、できる限り男としてたのしく生きていけるように、ここにあげた方法も活用しながらがんばっていきたいと思います^^