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ピディオキシジルの効果って?情報がないので海外サイトを調べてみた

こんにちは!ハゲ太です。

先日からミノキシジルの塗り薬「ポラリスNR-08」を使い始めているのですが、7%濃度のミノキシジルって思ったよりベタつくんですね・・^^;

以前使っていた「チャップアップ」はサラッとしていて使い心地はとてもよかっただけに、髪がベタッとするのがちょっと気になっています。

毎日使うものなので、できれば使い心地も気に入ったものを選びたいですよね。

 

ということで「次は念願のキャピキシル育毛剤にトライしてみようかな?」と思い、詳しく調べはじめています。

そんななか、代表的なキャピキシル系育毛剤の「フィンジア」「ボストンスカルプエッセンス」の目玉となっている「ピディオキシジル」という成分について謎だらけだったので、今回詳しく調べてみました。

「ピディオキシジル」について海外サイトを調べた結果、いろいろな事実が判明しました。

ぜひ参考にしてみてください^^

 

目次

ピディオキシジルって何?

「ピディオキシジル」という聞き慣れない育毛成分を初めて知ったのは、「キャピキシル系の育毛剤いいな〜♪」といいながら見ていた「フィンジア」と「ボストンスカルプエッセンス」の販売ページでのことでした。(どっちが先立ったかは覚えていませんが・・)

そこに書いてあったのは驚くべき内容でした。

育毛に取り組んでいる人なら「最強の発毛薬のひとつ」ミノキシジルについては聞いたことがあると思いますが、ミノキシジルは大きな育毛・発毛効果が望める反面、もともと血圧を下げる薬として開発された関係で、

  • 内服すると「動悸」「むくみ」「心肥大」など、様々な副作用の可能性がある
  • 外用する場合も「頭皮の炎症」「かゆみ」といった副作用の可能性がある

このように副作用の危険があります。

そしてこのピディオキシジルはなんと、「副作用のないミノキシジル」みたいなものだというんです。

 

非常に似た構造の「ミノキシジル」と「ピディオキシジル」

ピディオキシジルが副作用のないミノキシジルといわれる理由として、以下のような説明がされています。

いわく、「ピディオキシジルの化学構造は、ミノキシジルの化学構造を一部変えただけの非常に似たものなので、似た効果をもらたす」とのこと。

ピディオキシジルとミノキシジルの化学構造

左がピディオキシジル、右がミノキシジルです。

 

たしかにピディオキシジルとミノキシジルの化学構造はそっくりですよね。(下の部分が「六角形」か「五角形」か、という違いだけ)

この似た構造によって『ミノキシジルと同様の効果をもたらし、かつミノキシジルのような副作用はない』とうたわれているんです。

 

ミノキシジルの副作用はたしかに怖い・・

僕はミノキシジルについては飲み薬の「ミノキシジルタブレット」と塗り薬の「ポラリスNR-08」を併用しているヘビーユーザーですが、副作用はたしかにあります。

ミノキシジルの一般的な副作用としては「動悸、めまい、むくみ、多毛、かゆみ」などがありますが、使い始めのころは心臓がちょっとバクバクすることがありましたし、最近は目眩っぽい感じでクラクラすることがあります。

「ミノキシジルをやめると、せっかく生えた毛も元に戻る」という説もあるみたいですが、正直一生続けるのはムリな気もしています。

そんなミノキシジルの副作用の心配がなく、ミノキシジルと同等の効果が望めるのであれば、願ってもない育毛成分だといえます。

 

ピディオキシジルの情報がない!

そこでピディオキシジルについてもっと詳しく調べてみようと思ったのですが、「ピディオキシジル」で検索をかけても育毛剤関係のページが出てくるばかりで、「ピディオキシジル」そのものについての単独の情報というのがまったくありません。

海外の情報もないかな?と思って「pidioxidil」とかそれらしいつづりで打ち込んでもまったく出てこないんです。

キャピキシルのときは「capixyl」で検索すると製造元メーカーの情報が出てきたんですけどね・・

 

エスロッソさんに聞いてみた

スクリーンショット 2015-12-09 0.41.05

困り果てた僕は、以前もボストン育毛サプリの成分量をこころよく教えてくれた「エスロッソ」さんに聞いてみることにしました。

こんにちは。ハゲ太と申します。
御社の商品「ボストンスカルプエッセンス」に配合されている「ピディオキシジル」という成分ですが、何か他の名前(学術的な名前など)があるのでしょうか?

また、もしピディオキシジルの実証データみたいなものがあれば教えていただけないでしょうか?

ハゲ太 様

この度はお問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。

「ピディオキシジル」でございますが、
「ピディオキシジル」は別名「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」と言われており、当店の商品の配合成分欄にもこちらの名で記載させていただいております。

ピディオキシジルはミノキシジルと分子構造が近似しておりますが、化粧品成分の為副作用などを気にすることなく使用できる成分です。

現在ではまつ毛美容液などにも配合され、認知度も高くなっております。

実証データに関しましては、社内規定によりお伝えすることが出来兼ねますが、当製品におけるモニター試験の結果、全体的な変化を実感できたというご意見をご使用者様より頂戴しております。

 

ということで今回もこのような素早い回答をいただくことができました。

「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」

これがピディオキシジルの正式名称だったんですね。

 

実証データをだしてもらえないのは残念でしたが、これで調べる手がかりができました。

 

「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」について調べてみた

今度は「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」について調べてみたのですが、やはり実証データ的なものはいっさい出てきませんでした。

そこで英名「Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide」で検索してみると・・

スクリーンショット 2015-12-08 20.00.09

ようやくそれらしいページがでてきました!

ん・・『Kopyrrol (Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide)』・・ということ「Kopyrrol」というのが「ピディオキシジル」と同じように「Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide」の俗名?みたいなものなんでしょうね。

日本では:ピディオキシジル

海外では:Kopyrrol

と呼ばれているようです。

 

 Kopyrrol(ピディオキシジル)のデータを発見

そしてようやく!Kopyrrol (Pyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxide)の詳しい資料的なものを見つけることができました。

スクリーンショット 2015-12-08 20.04.30

これは「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド(Kopyrrol)=ピディオキシジル」がどのように育毛を促進するのかについてを説明するスライドショーになっています。

そして4ページ目にデータらしきものがでてきました。

スクリーンショット 2015-12-08 20.10.00

「Kopyrrol(ピディオキシジル)の育毛活性効果について」

 

「やっと実証データらしきものが見れる!」と思って図表を拡大してみると・・

 

 

スクリーンショット 2015-12-08 20.12.16

読めませんでした。。

 

 

 

なんとか読み取った結果

 ・・・詳細は読めませんでしたが、なんとか読み取れるぶんだけ読み取ってみました。

どうやら右のデータは「マウスに対する試験で、同じ濃度のミノキシジルを塗った場合と同じ程度の発毛がみられた」という実験結果のようです。

そして向かって左は実験室内の実験で、発毛に関わる「線維芽細胞」の働きが落ちるのをピディオキシジルが防いだ、という内容のようです。

 

ピディオキシジルの効果についてわかったこと

ということでピディオキシジルについてデータから読み取れたことや成分の作用として記載されていたことをまとめると、以下のようになります。

ピディオキシジル(Kopyrrol)に期待できる効果は・・・

毛の成長サイクルの「休止期」(毛が抜けている時期)を「成長期」(新しい毛が成長する時期)に移行させ、また「成長期」を持続させることで、毛の量を増やす

毛の周囲を支える頭皮のコラーゲンを柔軟に保つことによって、抜け毛を防ぎ、髪を強くする

頭皮の線維芽細胞の「カリウムチャネル」を開くことで髪の再生を刺激する

ミノキシジルに近い化学構造をもっているが、副作用がない

 

「細胞のカリウムチャネルを開くことによる育毛刺激」は、ミノキシジルが発毛を促進する作用として知られているものです。

まさに「副作用のないミノキシジル」というわけですね。

 

ピディオキシジルはたしかに「副作用のないミノキシジル」っぽい。ただし人への効果は未知数

ただ、上記の実証データはすべてマウスを対象にしたものか、あるいは実験室内のものであり、人にたいして効果があるのかどうか?必要な用量はどれくらいなのか?といったデータはまだまったくないようです。

そんなわけで、「作用メカニズムがミノキシジルに近いので期待はできる。でもまだ人にたいする確証はない」といったところがピディオキシジルへの現段階の評価といえるのではないでしょうか?

 

ピディオキシジル単独の育毛剤は不安だけど、付加するのはアリ

もし「ピディオキシジルのみ」をメインの育毛成分にした育毛剤があったとしたらちょっと効果に確証はもてませんが、フィンジアやボストンスカルプエッセンスのように「メインがキャピキシル」の育毛剤に付加的に配合するのはぜんぜんアリだと思います。

キャピキシルは人への実験結果も含め、データが公表されている育毛成分です。

(参考:キャピキシルとは何か

 

「キャピキシル+ピディオキシジル」のまゆ毛美容液の口コミ評価

ちなみに育毛剤に投入されるよりも前に「まゆ毛美容液」(まゆ毛を濃くするための美容液)の成分として「キャピキシル+ピディオキシジル」の組み合わせがすでに使われていました!

アンファー スカルプDボーテ ピュアフリーアイブロウ 2ml 1,730円(税込)

こちらのまゆ毛美容液です。

まゆ毛なので髪の毛とは違うとは思いますが、参考までにアットコスメの口コミをみてみると・・・

現在使い始めて2ヶ月くらいかな?
眉毛生えました(´;ω;`)
信じられないくらい剛毛の(笑)
左の眉毛のほうがフサフサで右眉はちょっとスカスカでハゲてるけど、でももうまろ眉とは言われないです(泣)
化粧もいかにも眉毛描きました!って感じから抜け出せたしサイコーです!!

・以前頻繁に抜きすぎたせいで、毛穴がなくなってしまったのではないかと思っていた眉頭からも眉毛が生えてきました!これは睫毛用美容液を塗っていた時には見られなかった効果なので感動しました!!
・全体的に眉毛の伸びるスピードが早くなったと思います。

私は、中学の頃に眉尻を抜いてしまってあまり生えなくなったことが悩みでしたが、うっすらと生えてきて驚きでした。また、眉頭の部分なども、伸びが早くなったように感じました。

口コミをみてみると、「たしかに毛を生やす効果には期待できそう」に感じますよね。

髪の毛にも少なくとも何らかの良い影響は与えてくれそうです。

 

まとめ

以上、今回は新しい育毛成分「ピディオキシジル」について詳しく調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?

海外ではピディオキシジルメインの育毛剤も出ているようなので、今後さらに研究がすすんでいき、ピディオキシジル単体での人にたいする効果もはっきり実証されていくことを期待したいです。

それでは今回も最後までありがとうございました(^^)

 

 


【追記:ピディオキシジル配合のおすすめ育毛剤】

今のところ、ピディオキシジルが配合されている育毛剤として僕が使ったのは、[キャピキシル5%+ピディオキシジル2%配合] の「フィンジア」です。

フィンジア3本定期

実際にフィンジアを使用していた期間に「これはフィンジアの効果?」と思われた変化もありました。

https://worldfizz.com/day268-capykouka/

「キャピキシル+ピディオキシジル」の組み合わせの効果は本当にあるのかもしれませんね。

 

フィンジア 
公式サイトで確認してみる

 

 

 

 

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