こんにちは!ハゲ太です。
僕も含め「ミノキシジルタブレットでかなり髪の毛が回復した!」という人は多いと思いますが、そんなミノタブ(ミノキシジルタブレット)ユーザーとして気になるのが
「はたしてミノキシジルタブレットに耐性はあるのか?」
という問題です。
今回はファイザー製薬の正式なミノキシジルタブレットである「ロニテン」の添付文書を確認しながら、ミノタブの耐性の可能性についてみていきたいと思います。
ミノタブで毛が生えたけど効果が薄くなってきた、という声
ミノタブやフィナステリドを飲みはじめて髪の毛が回復してくれたのに、数ヶ月〜数年飲み続けていると効果が薄まってきたり、ふたたび薄くなってしまうというケースがあるようです。
3年程前からフィンペシアとミノキシジルタブレットを服用していますが、この頃効果が感じられなくなってきました。
元々、生え際は薄くならないハゲ方でしたが、少し薄くなってきました。(出典:Yahoo知恵袋)
服用し始めてから約3ヶ月後に回復の兆しが見え,半年後には明らかに回復してきました。
しかし,その約3ヶ月前から効果が薄れてきたため,ミノキシジルタブレット10mgとデュタスを服用しておりますが,回復の兆しがありません。(出典:Yahoo知恵袋)
それまでは実感できていたミノタブの効果が感じられなくなると、
「耐性ができたのか・・?」
「これ以上飲んでも効かないのか?」
「飲む量や頻度を増やしたほうがいいのか?」
と不安になりますよね。
僕自身も少し薬の効果が落ちてきたと感じてきたことがありました。
https://worldfizz.com/day201-finayametara/
はたしてミノタブはある程度飲み続けるとその効果はなくなってしまうものなのでしょうか?
ミノタブには耐性がある、というAGAクリニックでの説明
僕は最初「個人輸入」による完全な自己責任で医薬品である「ミノタブ」を飲み始めました。
が、かなり副作用の影響を感じて怖くなったこともあって、途中からAGA治療専門のクリニックを訪れました。
そのときにあるクリニックで聞いた「ミノタブの耐性についての話」があるのでシェアさせてください。
「ミノキシジルタブレットは一生飲み続けるものではない」という話
こちらのAGA治療専門クリニック で女性医師の方に伺った話は次のようなものでした。
身体はミノキシジルの成分が入ってきたときに、最初のころは取り込んでその影響を受けてからおしっこにして出していきます。
が、1年も2年もずっと飲み続けてしまうと、そのミノキシジルの成分が入ってきても、身体が「またお前か!」っていってすぐおしっこに出しちゃうようになるんです。
だからミノキシジルをずっと飲み続けると効果が減ってくるのはそういうことなんです。
だから間をちょっとあけて飲み始めると、また効果が出てくるお薬なんですね。
2年くらい飲んでやめる、とかすると効果は変わってきますよ。
つまりミノタブは飲み続けると身体がその影響を受けないように適応してしまうため、
「1〜2年飲んだらいったん止める」というように、ある程度期間を開けながら飲んでいく必要があるということですね。
(参考:【体験談】口コミの評判がいいTOM(トム)クリニックの無料カウンセリングに行ってみた)
ロニテンの添付文書の記載
AGA治療専門クリニックの先生に伺った、
「ミノタブには耐性がある」「耐性ができたら期間をあけないと効果は期待できない」
という話をご紹介しましたが、
次は薬【ミノキシジルタブレット「ロニテン」】そのものに添付されている文書(注意書き)からもミノタブの耐性について確認してみましょう。
「正式」なミノタブ、「ロニテン」って?
ところでミノキシジルタブレットを現在「薄毛治療の薬」として認可している国は世界にひとつもありません。
現状は「血圧降下剤」としてファイザー製薬が製造・販売している「ロニテン」、そしてそのジェネリック的な位置づけとなる他のミノキシジル錠剤を、薄毛治療に流用しているというかたちになっています。
■アメリカでは約2年間、ミノタブを薄毛治療に活用するための研究・検査がおこなわれたようですが、「副作用のリスクが大きすぎる」ことから飲み薬としての認可が見送られています。
(塗り薬としてのミノキシジルは発毛薬として日米ともに認可されており、「ロゲイン」「リアップ」などが販売されています。)
ミノタブの副作用についてはこちらの記事をご覧ください。
「ロニテン」は数あるミノキシジルタブレット製品のなかでももっとも「正式」な医薬品といえます。
その「ロニテン」の添付文書に「副作用として髪の毛が増えること」についての記載がありました。
「ロニテン」(ミノタブ)の添付文書にある重要なコメントとは
▼ロニテンの添付文書(英語)
PRODUCT MONOGRAPH PrLONITEN® (Minoxidil Tablets USP)
こちらにはロニテンを使用するうえでの副作用や、副作用が生じたときにどうすればいいのか?といった使用にあたってのガイドラインが記載されています。
「髪や体毛が増加する」というのは本来の目的が「血圧を下げること」であるロニテン(ミノタブ)の副作用といえるものなのですが、
それについて次のように記載されています。
「有害な薬物反応の概要」
ロニテン(ミノキシジル)を服用している患者の約80%において、体毛が伸び、太くなり、あるいは色素が濃くなるという反応がみられます。
この薬物反応は、治療開始後3〜6週間以内にみられるようになります。
通常、体毛の増加はまずこめかみ、眉間、髪の毛と眉毛の間、または頬のよこあたりで見られ、次に背中、腕、脚および頭皮(髪の毛)でも見られるようになります。
(中略)
ロニテンによって治療を開始すると、髪・体毛の成長が増す可能性があります。 これは通常、顔あたりに現れますが、治療を継続するにつれて沈静化していきます。
このように、ロニテン(ミノタブ)を服用することによって、
「治療開始3〜6週間以内をめやすに」
「患者の約80%に」
「体毛・毛髪の増加がみられる可能性がある」
そして
「その体毛・毛髪の増加はロニテンの服用を続けていくと沈静化していく」
と書かれています。
この添付文書の注意書きから判断すると、
「ミノタブによる毛髪の増加は一時的なもので、飲み続けたからといって毛が生え続けるわけではない」
ということがわかりますね・・
ミノタブの正しい使い方は「治療開始時のブースター的役割」として使う
ということで「最強の発毛薬」と呼ばれることもあるミノキシジルタブレットですが、継続的に髪を生やし続けてくれるものではないという可能性が高そうです。
これは多くの「だんだん効果が感じられなくなってきた」という口コミとも符合しますし、僕自身の体験からもいえます。
ただし、AGA治療において髪を生やす力は確かに大きいと感じているので、使い方としては
「AGA治療開始時のブースターとして、なかった髪をある状態にするために使う」
というのが正しい使い方なのだと思います。
■といってもロニテンの添付文書に「約80%」という記載があったとおり、全員に効果があるわけではないようです。
症例)ハゲ太のケース
⬇数ヶ月でここまで増やすにはミノタブの力を借りる必要があったと思います。
髪が生え、回復した後のミノタブの取扱いは?
ブースター的にミノタブを使って髪の毛が生えた後ですが、
■ 使用しつづけると増毛効果はなくなっていく(ロニテン添付文書より)
■ ミノタブの長期服用については、たたでさえ心配な副作用がより重篤なものになる可能性がある
(参考:ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の副作用まとめ【体験談含む】)
以上2つの理由により、「髪が生えたらいったん服用を中止する」のがおすすめできるミノタブの取扱いになるかと思います。
ミノタブの長期服用はリスクが高い
こちらの記事で詳しくご紹介したとおり、ミノタブの長期服用には
「心肥大を引き起こし、心筋梗塞などの可能性を高める」
「高血糖をひきおこし、糖尿病リスクがあがる」
「血管を衰えさせ、老化を促進する」
といった可能性があります。
髪を生やし続けてくれるのならまだしも、その力も失われていくのだとすれば、これだけのリスクをムダに負う必要はないですよね。
わからないこと、不安なことが相談できるよう、信頼できるAGA治療専門クリニックをみつけておく
今あげたミノタブとの付き合い方は、あくまでここまでの情報をもとに僕が個人的におすすめできると考えたものです。
ハゲ太のいうことなど信用できない!という方もいると思いますので、そういう方はできるだけ早く、
「信頼できるAGA治療専門クリニック(の医師)」
をみつけておくことをおすすめします。
ミノタブに限らずAGA治療で薬を飲むとなると他にもさまざまな副作用の可能性が考えらるので、ひとり信頼できる医師の方と知り合っておくのは何かあったときの安心感が違うからです。
(参考:「東京のAGA治療クリニック比較」「大阪のAGA治療クリニック比較」「名古屋のAGA治療クリニック比較」)
ミノタブで生やした髪の毛をいかに維持していくか?
ミノタブで生やした毛をミノタブで維持できないのだとすれば、何か別の方法で維持していく必要があります。
ひとつの大きな可能性としては「フィナステリド」で維持できるのではないか?ということです。
フィナステリド(プロペシア・フィンペシアなど)で維持する
ミノタブを飲み始める多くの人は、なんらかのフィナステリド錠(プロペシアやフィンペシア)も併用されると思います。
フィナステリドは主に発毛を促す「攻め」のミノキシジルとは異なり、
「男性ホルモンテストステロンが抜け毛を引き起こすDHT(ジヒドロテストステロン)に変わるのを防ぐ」
ことで抜け毛を防止する、いわば「守り」の医薬品です。
フィナステリドを服用することによって、ミノタブで生えた毛をある程度維持できる可能性はひとつあるといえます。
医薬品以外の方法をフル活用して維持する
これは僕自身も今取り組んでいることでもありますし、あの「若ハゲ番長さん」が成功している方法でもあります。
若ハゲ番長さんは最初はミノタブとフィナステリド併用によって絶望的ハゲ状態から完全に復活した後、今では「育毛剤」「育毛サプリ」「低出力レーザー治療機ヘアマックス」などで見事に維持されています。(最近はミノタブを復活させたりされているようですが、期間をあけているのでミノタブの効果もしっかりあらわれているようです)
僕はまだ完全にフィナステリドを手放せていませんが、
■ 育毛剤(とくにエビデンスが公開されているキャピキシル・リデンシル等を含むものが信頼できるので使っています)
■ 育毛サプリ(フィナステリドとの比較研究がある「ノコギリヤシ」を中心としたサプリ)
■ 低出力レーザー治療器ヘアマックス(アメリカのFDAによって「ミノキシジルとフィナステリドによる治療効果に匹敵する」と評価されています)
これらのアイテムを併用することによって、かなり服用量を減らした今も髪を維持できています。
まとめ。ミノタブの力を上手に活用しよう
以上、今回はミノキシジルタブレット(ミノタブ)に耐性が生まれてしまう可能性について検証してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ミノタブには強力は発毛効果が期待できる分、副作用の範囲も広く、注意深く活用していく必要があります。
ただ、AGAによる薄毛から回復させる力は本当に「ハマれば半端ない」と個人的にも実感していますので、AGA専門クリニックなども利用しながら上手に活用していきたいですね。
それでは今回も最後までありがとうございました(^^)