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亜鉛サプリは「ちょうどいい量を摂取する」のが大事!サプリ大国アメリカの情報サイトから

こんにちは!ハゲ太です。

前回の記事では、亜鉛サプリの育毛効果と理想的な摂取量について調べてみました。

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その中で「サプリ大国」であるアメリカでどのように亜鉛サプリが捉えられているか?を知りたくて、こちらのサイトを詳しく読みこんでみました。

>>progressive health.com

今回はこちらの内容をご紹介してみたいと思います。

「亜鉛の摂りすぎが抜け毛につながる」

といった意外な情報も出ているので、よろしければ参考に見てみてくださいね。

 

目次

アメリカの健康情報サイト「Progressive Health」にあった亜鉛とハゲについての記事

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あなたは薄毛や脱毛に悩んでいますか?

 

もしかすると、それは亜鉛の摂り過ぎによるものかもしれません。

亜鉛の摂り過ぎが、いかに脱毛につながるかということを示す多くの研究が存在しています。

なぜこんなことが起きるのでしょう?私達の体はある一定量の亜鉛を必要としているにもかかわらず、過剰な摂取は脱毛を含むさまざまな問題を引き起こしてしまいます。

 

「亜鉛の摂りすぎが、脱毛につながる」

日本では「亜鉛は育毛にいいもの」という情報が先行している印象なので、これはけっこう衝撃的でした。

 

亜鉛

亜鉛は体内の微量元素ですが、多くの化学プロセスにおいて大切な役割を果たしています。

たとえば細胞の再生、ホルモンの生成とホルモンバランスの調整、タンパク質の合成やビタミン、ミネラルの吸収などです。体内で必要とされる亜鉛の量が充分でない場合、亜鉛欠乏症という診断がくだされます。

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亜鉛欠乏症は、栄養失調や栄養吸収不良によって引き起こされる栄養素の欠乏症です。

この症状はまた、腎疾患、慢性肝疾患、下痢、鎌状赤血球貧血、糖尿病、がんといった特定の病状からも引き起こされます。

とくにビタミンAとビタミンDの欠乏が、亜鉛欠乏症の主要な原因となるということは重要な点です。

亜鉛欠乏症の主要なサインのひとつは、薄毛です。他のサインとしては下痢、皮膚損傷、乾癬、筋肉の消耗などがあります。またニキビの発症も関係してきます。

治療せずにいると、亜鉛欠乏症は食欲不振やその他の食欲障害、体重減少、脱毛症、運動能力の低下、子供の認知機能の低下、肺炎、月経困難症、および妊娠障害などにつながる可能性があります。

亜鉛欠乏症にもっともなりやすい人は、高齢者、食欲が減退している人、アルコール依存症患者、食事制限中の人、そして一般的な吸収不良の原因となっているクローン病やセリアック病などの疾患を持つ人達などです。

「亜鉛が欠乏すると薄毛になる」というのはよく聞く話ですよね。

日本でも厚生労働省の『日本人の食事摂取基準2015年版』に、亜鉛の推奨摂取量について書かれています。

それによると・・

【亜鉛の推奨摂取量】

  • 成人男性:10mg/1日
  • 成人女性:8mg/1日(妊婦はこれに+2mg、授乳婦は+3mg推奨)

とのこと。

そして日本人の一般的な食事からの平均的な亜鉛摂取量は?というと、

  •  成人男性:8.9mg/1日
  • 成人女性:7.2mg/1日

となっており、約1割程度の不足が指摘されています。

(出典:厚生労働省 平成25年「国民健康・栄養調査」の結果

髪の健康な成長をうながすためには、この不足分をサプリメントで補いたいところですね。

 

亜鉛による抜け毛

当然ですが、いくら「良いもの」でも量が多すぎると悪影響がでることがあります。それは亜鉛にも当てはまります。

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例えば多すぎる亜鉛は体内のDHT(ジヒドロテストステロン)の量を増やす恐れがあります。

おかしな話ですよね、亜鉛はDHTの産生を抑制するはずなのに、DHTレベルは上昇している。

亜鉛をDHTブロッカーとして使用することは効果的ではありません。

しかしながら亜鉛はホルモンレベルを通常の状態に保つ働きがあり、これは亜鉛が脱毛を予防する理由のひとつです。

 

亜鉛摂取量のバランス

過剰な亜鉛摂取は、亜鉛不足と同じように脱毛を引き起こします。

亜鉛の過剰な摂取は、他の主要ミネラルであるマグネシウムや鉄の吸収を妨げるだけでなく、男性ホルモンであるテストステロンの産生を促進します。

他のホルモンのアンバランスと、多量のテストステロンが組み合わさると、薄毛、脱毛につながります。また一方で、鉄分の不足も脱毛の一因であることがわかっています。

というわけで、亜鉛欠乏症がいろいろなプロセスで脱毛を引き起こすのと同じように、過剰な亜鉛もさまざまなプロセスで脱毛を引き起こすのです。

ただ、このことは亜鉛が毛包の成長にとって非常に重要であることを意味しており、これは良いニュースです。

実際、多くの亜鉛を摂取することは、成長期の髪と退行期の髪の両方を減らすことが研究で報告されています。「亜鉛のベストバランス」を見出すことが大切です。

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「亜鉛をDHTブロッカーとして使用するのは適切ではない」

これにはびっくりされる方も多いのではないでしょうか?

僕も亜鉛について調べ始めたとき、多くの国内サイト(主に育毛剤や育毛サプリについて説明しているサイト)で「亜鉛はDHTを抑制する」という話をみてきました。

ですがその後よくよく調べてみると、どうも亜鉛がDHTを抑制するといわれるきっかけとなった実験は、実験のデザインがかなりお粗末だった可能性もあるようです。

https://worldfizz.com/zinc-not-dht/

 

ただ、亜鉛がマイナスに働くのはあくまで「多すぎた場合」であって、適量の亜鉛摂取が育毛につながるというのもまた事実のようです。

 

亜鉛はどのようにして脱毛を防ぐ効果を発揮するのか?

亜鉛がどのようにして脱毛を防ぐのかを知るためには、亜鉛不足がどのように脱毛を引き起こすのかを知る必要があります。

ひとつの理論としては、亜鉛の欠乏によって毛包のタンパク質構造に変化が起き、毛包の構造が弱体化するというものがあります。それによって新しい髪の毛が短命に終わってしまい、すぐに抜けてしまうのです。follicleV3

逆に、発毛における亜鉛の重要性も実験用ラットで証明されています。

また、亜鉛を充分取ることによって髪の毛が回復し、白髪から元の髪の色にもどった人のケースも報告されています。

 

別の研究では、亜鉛はDNAとRNAの産生における決定的な役割を果たすにことよって、髪の再生に重要な影響を与えているとしています。

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もうひとつ付け加えると、負の酵素反応による亜鉛の育毛効果は、亜鉛の塗布試験によって実証されています。

亜鉛はDNAやRNAにはたらいて育毛に役立つとする研究もあるんですね。

とにかく「亜鉛不足が育毛の敵」であることは間違いありません。

 

 

ではどうすればいい?


亜鉛に関して言うと、「ちょうどいい量」を摂取することが何よりも重要です。
多すぎることもなく、少なすぎることもなく。

 

少なすぎると・・

亜鉛欠乏症により、関節リウマチなどを引き起こす「腫瘍壊死因子」の発生が促されるという別の理論もあります。

この「腫瘍壊死因子」は免疫システムにはたらきかけて、健康なからだの組織にダメージを負わせてしまうものです。そしてこのダメージには「脱毛」も含まれます。

 

多すぎると・・

多すぎる亜鉛は、少なすぎる亜鉛と同じように健康上の問題を引き起こします。

たとえば過剰な亜鉛摂取により、体が必要とする他の主要ミネラルである銅、マグネシウム、鉄分の欠乏が引き起こされ、これも脱毛につながります。

多量の亜鉛を摂取したばあい、「成長期の髪」の量が減少することで脱毛が進むことがわかっています。

 

しかし・・・「適切な亜鉛の摂取」が毛髪の成長を促進するのも事実なのです。

これがわたしたちが歩むべき道になります。

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基本的に、少なすぎる亜鉛はダメージを引き起こし、多すぎる亜鉛もダメージを引き起こします。

いちばんいいのは、1日にとる量として推奨されている適切な量の亜鉛を、間違いなく摂取することです。

 

つまり亜鉛に関しては「育毛にいいからといって大量に摂取すべきものではない」ということですね。

さきほどご紹介した「日本人の推奨亜鉛摂取量」をあたまにいれて、不足しないように食生活やサプリメントで調整していく、というのが正しい亜鉛との付き合い方ということになりそうです。

 

亜鉛について要約すると・・

 

■ 亜鉛は体にとって大切な微量元素

■ 少なすぎても多すぎてもハゲにつながる

■ 亜鉛はDNAとRNAの合成に主要な役割を果たし、急速な毛包の成長をもたらす

■ 亜鉛は細胞膜を安定させ、毛包細胞を完全なものとするために酸化ラジカルを取り除くのに役立つ

■ 1日に必要な量の亜鉛を食事から摂取することは簡単だが、ほとんどの人はしていない

■ 研究により、亜鉛はハゲを防止することはわかっている

 

 

では不足した亜鉛をサプリメントで補給する際、どういった点に気をつければいいのでしょうか?

亜鉛のサプリによる補給について

亜鉛をサプリで補給することは大切です。なぜなら多くの人が食べる食品のなかに亜鉛が含まれているにもかかわらず、食品からはその中のたったの30%しか吸収されないからです。

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亜鉛の1日の推奨摂取量は8-11mgですが、キレート剤として15mg服用することが推奨されています。

この推奨量は安全面に気をつけた量になっていますが、何人かの脱毛の専門家は25mgを上限に摂取することを提唱しています。

しかしながら、亜鉛の過剰摂取を避けるために、この上限摂取量での亜鉛の摂取は2−3週間以下にとどめておくべきです。

なぜなら亜鉛は体内の銅の量を減少させてしまうからで、その場合はできれば少しの量の銅サプリメントをいっしょに摂ることをおすすめします。

また亜鉛サプリにはセレンが入っていることも多いです。セレンは育毛を促進する経路を保護する抗酸化作用をもっているためです。

 

一方で、亜鉛の摂取はカルシウムの吸収を阻害させ、逆もまた然りです。(カルシウムは亜鉛の吸収を阻害する)。

そのため、亜鉛とカルシウムがいっしょになったサプリメントは避けるようにしましょう。同様に、亜鉛をミルクやチーズといったカルシウム豊富な食品といっしょに摂らないようにしましょう。

また繊維質の豊富な食材といっしょに摂ることも避けましょう。というのは、食物繊維がミネラルを結合してしまい、体に吸収されなくなってしまうからです。

反対に赤肉、貝、魚、卵は亜鉛の吸収をたすけます。

亜鉛の摂取は、いくつかの抗生物質や血圧の薬の吸収や作用に影響がでることがあるので、かかりつけの医師に相談してからサプリの摂取を始めましょう。

 

亜鉛の摂取量の調整がむずかしいのは、他の栄養素(カルシウムや銅)の吸収をさまたげてしまうという面もあるんですね。

そして「食品からは30%しか吸収されないのでサプリからの補給が大事」という話も初めて聞きました。

亜鉛は調べれば調べるほど奥が深いです・・

 

 

まとめ

以上、アメリカの健康情報サイトでは亜鉛と育毛についてどう語られているのかについてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?

さすが「サプリ大国」アメリカだけあって、事細かに情報が掲載されていました。

 

そして日本ではあまり考えられないことだと思いますが、「サプリ摂取については医師に相談してね」という最後のコメントも印象的でした。

アメリカでは法律でサプリメントが「食品」と「医薬品」の間にちゃんと位置づけられていて、健康のために有効な手段として認められています。

その分、研究や情報公開も進んでいるんですよね。

日本ではまだ「食品扱い」なので、医者からもあまりまともに受け止められないケースが多いと思います。

 

実際にサプリを利用している人口はかなりの数にのぼっているはずなので、日本でもサプリメントがそれなりの地位を獲得して、より信頼性のある製品が開発されていくようになるといいな、と思います。

 

それでは、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)

 

 

 

 

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