こんにちは!ハゲ太です。
人を対象にした臨床試験の結果が公開されていることから、個人的に高く評価している「リデンシル」という育毛成分があります。
Deeper3Dなどに新しく配合されたりして話題になりましたが、ついに「リデンシルを主成分とした育毛剤」が発売されました。
今回はリデンシルメインの育毛剤「リデン」を使ってみた感想や育毛剤としての評価についてお伝えしてみたいと思います。

リデンシルを配合した育毛剤って効果が期待できるの?
と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
リデンシルってどんな成分?期待される効果まとめ
リデンシルという成分については下の記事でくわしくご紹介しています。
https://worldfizz.com/redensyl/
スイスの化粧品成分メーカーが開発した成分で、ドイツで開催された世界最大の化粧品原料展示会で「銀賞」を受賞しています。
リデンシルに期待できる効果をまとめると、
- 毛包にある「幹細胞」にはたらきかけて、髪の毛として成長していく細胞を増やす
- コラーゲンなどを生産する「線維芽細胞」の代謝を活発にし、髪の毛の成長を支える土台をつくる
- 炎症を抑えることで抜け毛を予防する
主にこの3つの作用があります。
「リデンシル3%」を3ヶ月頭皮に塗布した臨床試験の結果
そして実際に薄毛の人を対象にした臨床試験では、以下のような結果がでています。
対象者:
18〜70歳のAGA男性26名。
(AGA進行レベル:ハミルトン・ノーウッドスケールで「 3〜4型」)
試験内容:二重盲検法により、3%濃度のリデンシル溶液を3ヶ月塗布し、プラシーボ群と比較
結果:
- 成長期」にある髪の割合が全体で9%上昇
- 休止期」にある髪の割合が全体で17%減少
- 髪の毛の量が全体で17%増加
- 被験者の85%に、目視でわかる顕著な髪の毛の増量が見られた
▲被験者の例。3ヶ月のリデンシル使用で髪の毛が・・左から28,200本、25,800本、17,400本、それぞれ増えている。
ふつうにしてると髪が減り続けるはずのAGA患者を対象にした試験にもかかわらず、
「髪の毛の量が17%増加」
「実際に数万本単位で毛が増えている」
この事実はかなり大きいですよね。
被験者の数が少ない小規模な臨床試験とはいえ、期待をもたずにはいられない成分です。
リデンシルがメインの新育毛剤「リデン」(REDEN)はどんな育毛剤?
リデンシルは、これまでキャピキシル育毛剤(キャピキシル5%配合)でもある
- Deeper 3D(リデンシル5%配合)
- バイタルウェーブスカルプローション(リデンシル1.5%未満配合)
この2つに配合されていました。
この2つの育毛剤はどちらかというと「メイン成分はキャピキシル」で「リデンシルはプラスαの位置付け」といえます。
それにたいし、「リデン」はリデンシル3%が主役の育毛剤です。
リデンの配合成分
こちらがリデンの成分表示。
リデンは最近「医薬部外品」として認定されましたが、購入した時点ではまだ「化粧品扱い」だったので、「配合量が多い順番に全成分表示」となっています。
※「化粧品」の場合、配合されている全成分を配合量が多い順に表示する、というルールがあります。医薬部外品の場合は全成分表示の義務はなく、多い順に記載する必要もありません。
「センブリエキス」が前のほうに来ていますが、これは医薬部外品として認定を受けるための指定成分ですね。
「血行促進」の効果効能がうたえます。
成分表に「リデンシル」の文字がみえませんが、それもそのはずで、リデンシルは
「セイヨウアカマツ球果エキス」「チャ葉エキス」をメインに、「ピロ亜硫酸Na」「塩化亜鉛」とあわせた合成成分
だからですね。
あくまで「リデンシルに期待する育毛剤」だと思います。
センブリエキスも含め、リデンシル以外にもさまざまな天然エキスが配合されていますが、正直いってどこまで「毛を濃くすること」が期待できるのか、なんともいえません。
「〇〇の効果があるといわれている」
とはよく書かれているものの、髪の毛を濃くできるかどうかの実証等はされていないからです。
(参考:フィンジアとチャップアップなどの成分のエビデンスを徹底比較した記事)
やはりメカニズム的にも臨床試験的にも「毛が濃くする」ことが期待できるのは、この成分のなかでは「リデンシル」だけだと思います。
「リデンシル3%」は濃度的にどうなの?他のリデンシル配合育毛剤との比較
リデンにはリデンシルが3%配合されています。
この濃度はさきほどご紹介した「髪の毛の量が平均17%増加した」という臨床試験で実際に試された濃度です。
このことから、リデンには
「効果が期待できる十分な濃度のリデンシルが配合されている」
といえます。
リデンが最高濃度ではない?「リデンシル濃度5%」の育毛剤、Deeper3DとプランテルEX
ただ、リデンの「リデンシル3%」は、数ある育毛剤のなかで【最高濃度】というわけではありません。
実はリデンよりも高濃度でリデンシルを配合している育毛剤があります。
・キャピキシル育毛剤のひとつである「Deeper3D」
・リデンシルと新成分「ヘブプロミンα」がメインの「プランテルEX」
この2つの育毛剤には、なんとリデンシルが5%濃度で配合されてるんですね。
リデンシル以外の成分も強力
この2つの育毛剤は「リデンシル以外の成分」も充実しています。
「Deeper3D」:リデンシル同様、人にたいする臨床試験データが公開されている【キャピキシル】5%配合
「プランテルEX」:AGAによる薄毛を引き起こす「5αリダクターゼ」を阻害する新成分【ヘブプロミンα】配合
どちらも成分的にはかなり強力です。
成分だけでいうとリデンよりもオススメできるのですが、価格面も含めるとリデンに勝ち目はあるのでしょうか?
ちょっと比較してみたいと思います。
リデンに勝ち目はあるか?他のリデンシル配合育毛剤と価格を比較すると・・
まずリデンの価格を確認してみましょう。
リデンの購入パターンと価格一覧
リデンの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 13,824円 |
定期(3回縛りあり) | 1-3回目:10,584円 4回目以降:9,612円 |
3本まとめ買い | 35,532円(1本あたり11,844円) |
1本あたりの最安価格 | 定期便4回目以降で 9,612円 |
(すべて税込表示)
Deeper3Dの購入パターンと価格一覧
ではつぎにDeeper3Dの購入方法と価格をみてみましょう。
Deeper3Dの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 14,850円 |
定期(3回縛りあり) | 初回:14,100円 (継続回数により5〜30%まで割引あり) |
3本まとめ買い | 37,860円 (1本あたり12,620円) |
1本あたりの最安価格 | 6本まとめ買いで62,370円 (1本あたり10,395円) |
(すべて税込表示)
プランテルEXの購入パターンと価格一覧
最後にプランテルEXの購入方法と価格をみてみましょう。
プランテルEXの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 13,800円 |
定期(継続縛りなし) | 9,700円 |
3本まとめ買い | 27,600円(1本あたり9,200円) |
1本あたりの最安価格 | 3本定期便で24,600円 (1本あたり8,200円) |
(すべて税込表示)
3種の育毛剤を比較すると・・
ということで、3種の育毛剤を比較すると以下のようになります。
定期便価格 | 1本あたり 最も安く変える価格 |
|
リデン(90ml) | 10,584円〜 | 9,612円(定期便4回目以降) |
Deeper3D(60ml) | 14,100円〜 | 10,395円(6本まとめ買い) |
プランテルEX(50ml) | 9,700円 | 8,200円(3本定期便) |
価格だけ比べるとリデンがとりたてて安いわけではなく、残念ながらリデンにはあまり勝ち目がないように見えますね。。
リデンは容量が多い!1本で90ml入っている
が、ここで注意が必要なのが「1本あたりの容量」です。
Deeper3Dは「60ml」、プランテルEXは「50ml」なのにたいし、リデンの1本分の容量は、「90ml」あります。
1.5倍以上の量が入っているんですね。
価格と量を考えれば、リデンという選択もあり?
価格と成分からするとそれほど優位性がないようにみえる「リデン」ですが、
「1本あたりの容量」も合わせて判断すると、
「リデンがいちばん安い」
ということになります。
リデン1本で4ヶ月もらせられる可能性も
これはあくまで僕の使い方ですが、
Deeper3Dを1本(60ml)使用するときは、
1日1回1ml→「2ヶ月で1本使いきる」
というペースでした。
仮にリデンを同じペースで使用するとすると、実に1本使いきるのに3ヶ月かけることになります。
1本10,000円ちょっととしても、1ヶ月分はわずか3400円くらいで済みます。
これで臨床試験で17%毛が増えた「3%濃度のリデンシル」を使えるとしたら、
わるくない選択といえそうですね。
費用をおさえ、リデンシルの効果にかけるなら「リデン」はアリ
ということで
「毎月の費用を抑えながら、リデンシルに期待して育毛剤を使う」
のであれば、リデンを選ぶのはアリという判断になります。
とくにチャップアップなどの従来の育毛剤で効果がでなかった人などは、
「チャップアップなどの成分よりもエビデンスのレベルが高い」
といえる、「リデンシル」メインの育毛剤「リデン」を試してみる価値はあるでしょう。
リデンは実質的な大幅値上げがありました
ちなみにですが・・リデンの容量は以前は120mlでした。
現在は容量90mlに変更になっており値段は据え置きなので、実質大幅な値上げがあったようです。
以前は120mlということでリデンの優位性はさらに大きかったのですが、これはちょっと残念ですね・・
リデンを実際に使ってみた口コミ体験談
さて、ここからは今回試しに1本購入してみた「リデン」の使い心地などについてレポートしてみます。
※購入した当時は「1本の容量120ml」でした。
リデンが届いて使ってみた様子
無地のダンボールで届きました。
最近はどの育毛剤もそうですが、箱に商品名等が書かれていないのは普通になっていますね。
箱のなかから取り出した本体。
容器は丸みを帯びていてかわいく感じます。容器タイプはスプレータイプですね。
プシュー。
試しに手につけてみました。
若干のとろみがあります。
そして成分表の上のほうにあったエタノールの影響でしょうか、すこーしスッとする感覚もありました。
実際頭皮につけた感覚もほぼおなじでした。
刺激は強いほうではなさそうです。
とりあえず1週間使ってみて
ここまで試しに1週間リデンを使ってみています。
もちろんまだ一週間なので髪の状態にそこまで劇的な変化はみられていません。
が、上にも書いた「若干のとろみ」のあるため頭皮になじみやすく、使いやすさはなかなかのものだと感じています。
スッとする刺激もそれほど大きいものではないので、他の育毛剤と比べてとくに「毎日これを使うのはちょっとイヤ・・」と感じるような点はありませんでした。
臨床試験の実績があるから期待して続けられる
これはキャピキシルやリデンシルなど、人を対象にした臨床試験で具体的な結果がでている成分ならではの話なのですが、
「続けていれば、あの臨床試験と同じような結果がもたらされるはず」
という希望をもちながら続けられる
というのが、育毛活動を続けるうえでの大きなメリットというか、モチベーションになっています。
「効果があるのかないのかよくわからない育毛剤」を、ネット上の本当かどうかもわからない口コミをたよりに使い続けるのって、なかなかストレスが大きいですよね。
リデンに配合されている「リデンシル3%」はAGA患者へのたしかな結果が公開されているので、信頼して続けやすい育毛剤だといえます。
リデンは最近医薬部外品として認定されました
ところで僕が購入したときにはまだ「化粧品」扱いだったリデンですが、その後になって「医薬部外品としての認可」がおりたようです。
▲このときは「養毛料」(化粧品)の表示ですが、今後は「育毛剤(医薬部外品)」という表示にかわってきます。
このブログでは、
「医薬部外品だからといって毛が生えるわけではないし、かえって化粧品のほうが期待できる場合もある」
「医薬部外品の承認を得るためには、最新の成分が配合できないなどの制限が生じてしまい、毒にも薬にもならないものになりがち」
ということをお伝えしているので、個人的にはどっちでもいい話ではありますが・・
参考までにお伝えしておきますね。
まとめ
以上、今回はリデンシルをメインにした育毛剤「リデン」について詳しくご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
リデンは臨床試験で結果が出たのとまったく同じ「リデンシル3%」を試してみたいというニーズにこたえてくれる育毛剤だといえます。
「臨床試験で出た結果を自分も体験してみたい」
という方は試してみてもいいでしょう。
ただ、120ml→90mlへの実質大幅値上げがあった関係で、以前ほどの価格の優位性はなくなってしまったのも事実です。
現状リデンシルを試してみるなら、
「リデンシルの濃度が5%」
「他の成分も強力」
ということを優先して、
このどちらかを選ぶというのもアリだと思います。
リデンシル配合育毛剤の比較については、こちらの記事【ミノキシジルの2倍?「リデンシル」の育毛効果】でもやっていますので、参考にしてみくださいね。
>>この記事を読まれた方は、ぜひ下記の記事も合わせて読んでみてください。



