こんにちは!ハゲ太です。
「プランテル」という育毛剤の名前を聞いたことありますか?
以前、「M字ハゲ専用」のようなキャッチフレーズで売られているのをよくみかけていた育毛剤です。
(まだ現役で販売されてますね)
でも「M字ハゲ」というのは典型的なAGA(男性型脱毛症)のハゲ方なので、仮にM字ハゲに効果があるなら頭頂部にも効果がないことは考えにくいです。
なので、

と冷めた目で見ていたのを覚えています。
そんなわけで「プランテル」という育毛剤にはほとんど興味がなかったのですが・・
今回、プランテルがパワーアップした「プランテルEX」という育毛剤には、人を対象にした臨床試験データなどが公開されている「リデンシル」という注目成分が5%も配合されていることを知りました。
新成分「リデンシル」については以前くわしく調べたときに
「かなり期待できそう」
という感想をもっていたので、「プランテルEX」についても注目して調べてみました。

- プランテルEXの「リデンシル以外の成分」って何か期待できるの?
- リデンシル配合の育毛剤のなかで、プランテルEXってどうなの?
- 結局、ハゲ対策で使ってみる価値はあるの?
こんな疑問をもっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リデンシルってどんな成分?
リデンシルについては下の記事で詳しくご紹介しています。
どの育毛剤にもさまざまな成分が入っていますが、リデンシルに価値が感じられる大きなポイントが、
人を対象にした臨床試験データが公開されいてる
という点です。
▲被験者の例。3ヶ月のリデンシル使用で髪の毛の増えた本数が・・左から28,200本、25,800本、17,400本
育毛剤の成分で「人を対象にした臨床試験データ」が公開されているのは、僕が知る限りでは「キャピキシル」と、この「リデンシル」しかありません。
リデンシルをAGA男性に使用した臨床試験の結果
リデンシルをAGA男性に使用した臨床試験内容は以下のとおりです。
対象者:18歳〜70歳、ハミルトン・ノーウッド分類で「3型〜4型」のAGA男性26名
ハミルトン・ノーウッド分類によるLever3〜4の男性が対象
内容:二重盲検法により、3%のリデンシルを頭皮に塗布し、プラセボ群と比較
結果:
■ 「成長期」にある髪の割合が全体で9%上昇
■ 「休止期」にある髪の割合が全体で17%減少
■ 髪の毛の量が全体で17%増加
■ 被験者の85%に、目視でわかる顕著な髪の毛の増量が見られた
上記ように、AGAによるハゲが進行している患者を対象にした臨床試験データが公開されているだけでなく、結果もでてるんですね。
リデンシルはどのように作用するの?
リデンシルには上の図のように複数の成分・複数のはたらきから成っています。
おもなはたらきをあげると・・
- 幹細胞に働きかけ、毛母細胞になる細胞を増やす
- 「線維芽細胞」の代謝を活発にして、髪の毛の土台をつくる
- 炎症性サイトカインを抑制し、頭皮環境をととのえる
このようなはたらきによって、実際に髪の毛が増えたという臨床試験の結果につながったんですね。
ミノキシジルの2倍の効果?
さらにリデンシルにたいする期待を大きくさせる以下のような実験結果も公開されています。
下のグラフは「リデンシル1%」と「ミノキシジル1%」を4人のAGAに悩む男性に7〜10日使用した結果です。
(毛包の大きさの成長度で比べています)
たった4人にたいする実験ではありますが、ご覧のとおりリデンシルはミノキシジルに比べるとほぼ2倍の毛包成長度となっています。
ミノキシジルは外用剤としてその効果が認められている「発毛剤」の成分です。
小規模な実験とはいえ、そのミノキシジルの2倍の効果が観察されていることも、リデンシルに注目せずにはいられない理由のひとつですね。
リデンシルを5%も配合!プランテルEXはどんな育毛剤?
さて今回取り上げる育毛剤「プランテルEX」の特長は、「濃度3%で臨床試験で結果を出したリデンシル」を、それを上回る「5%濃度」で配合しているという点です。
これだけでも大きな期待がもてる育毛剤といえるのですが、リデンシル以外にはどんな成分が配合されているのでしょうか?
AGAの進行をとめるための新成分「ペブプロミンα」とは
プランテルEXの「他の育毛剤にはない成分」として「ペブプロミンα」というのがあります。
これはどういう成分かというと・・
AGA(男性型脱毛症)を進行させる酵素「5αリダクターゼ」を阻害するといわれている
- ヒオウギ
- ボタン
- ビワ葉
この3つの成分を独自組成することで、単純に3つをあわせたよりも高い「5αリダクターゼ阻害作用」をもつようにさせたもの
なんだとか。
▲AGA【男性型脱毛症】は「5αリダクターゼ」という酵素によって、男性ホルモン「テストステロン」が強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」(DHT)に変換されることで進行します。
この「5αリダクターゼ」を阻害することでAGAによる薄毛進行を抑える、というのが「ペブプロミンα」のはたらきというわけですね。
ただこちらは「リデンシル」と違い、具体的な実験データ等は公開されていないので、なかなか評価が難しい成分ではあります。
公式サイトには「ミノキシ系の約3倍の5αリダクターゼ阻害率」として、下のような表示がありますが・・

出典:プランテルEX公式サイト
「ミノキシ系」がミノキシジルのことをいってるのだとすると、そもそもミノキシジルは5αリダクターゼを阻害するはたらきから発毛薬とされているのではありません。。
なので「ミノキシ系の3倍」といってもあまり意味はないと思います。
また、この「6%」が何をあらわしてるのかはわかりませんが、「ミノキシ系」に5αリダクターゼ阻害作用があるなんて話も初めて聞きました。
ということで、「ペブプロミンαの5αリダクターゼ阻害効果」については

・とはいえ、ないよりはあったほうがいいのは間違いない
という感じの評価に、今のところなっています。
※公式サイトには「ペブプロミンαは特許出願成分」という表記がありますが、これも「出願」しているだけで「特許権を取得」しているわけではないので、まああまり意味はないですね^^;
3つの「医薬部外品指定成分」
プランテルEXには3つの「医薬部外品指定成分」も入っています。
- センブリエキス
- グリチルリチン酸ジカリウム
- ジフェンヒドラミン塩酸塩
この3つですね。
育毛剤の成分について調べたことがある人なら、この3つの成分は聞いたことがあると思います。
多くの「医薬部外品育毛剤」が、「医薬部外品」としての承認を受けるために配合している指定成分ですね。
それぞれ「血行促進」「炎症抑制」「頭皮のかゆみをおさえる」といった「効果効能」をうたうことができます。
直接髪の毛を増やすような効果は望めませんが、プランテルEXでいうとリデンシルやペブロミンαのはたらきやすい環境をつくる補助的な成分といえるでしょう。
※医薬部外品の指定成分については下の記事も参考にしてみてください。
丈夫で健康な髪の毛をつくる?16種のアミノ酸
プランテルEXには「16種のアミノ酸」も配合されています。
このことを知ったとき、

と不思議に思いました。
※髪の毛はその約90%が「ケラチン」に代表されるタンパク質でできていて、タンパク質はアミノ酸によってできています。
そう思って「外側からアミノ酸をつける」ことについて調べてみると、以下のような海外記事をみつけました。
アミノ酸の外用についての研究
2005年にアメリカ皮膚科学会誌に掲載された研究によると、
・髪が太陽やヘアカラーによってダメージを受けるなかで「6種類のアミノ酸」が髪から失われていく可能性があること
・そのうちのいくつかは、外用によって髪の毛に再導入することができること
とされています。
つまり、アミノ酸をふくんだ化粧品によって髪の毛の強度に影響を与えることができる、と研究者は述べています。
つまり育毛剤に配合されているアミノ酸は、髪の毛を強く健康にするために役立つ可能性があるということなんですね。
抜け毛を予防したり髪の毛を増やすわけではありませんが、「1本1本の髪を太く健康にする」ために期待できる配合成分といえるかもしれません。
頭皮環境正常化のための「23種の植物由来成分」
医薬部外品の育毛剤にはよく「〇〇種類の成分配合!」とうたってありますが、プランテルEXにも23種類もの植物由来成分が入っています。
公式サイトにから一覧表示をみてみましょう。
成分名 | 特徴 |
シナノキエキス | フケ・かゆみ抑制 |
ヒキオコシエキス | フケ・かゆみ抑制 |
ダイズエキス | 脂に対抗 |
冬虫夏草エキス | 原因因子に対抗 |
桑エキス | サビつき防止、潤い実感 |
クロレラエキス | サイクル活発化 |
チョウジエキス | 原因因子に対抗 |
オウゴンエキス | フケ・かゆみ抑制 |
サクラ葉抽出物 | フケ・かゆみ抑制、潤い実感 |
カンゾウ葉エキス | ハリを高める |
ローマカミツレエキス | フケ・かゆみ抑制 |
アルニカエキス | フケ・かゆみ抑制、防菌 |
ドリコソウエキス | フケ・かゆみ抑制 |
オランダカラシエキス | 根本活性化 |
ゴボウエキス | フケ・かゆみ抑制 |
セイヨウキズタエキス | 赤み・ヒリヒリ鎮静 |
ニンニクエキス | サイクル活性化、めぐり促進 |
松エキス | サイクル活性化、めぐり促進 |
ローズマリーエキス | 脱毛・フケ抑制 |
人参エキス | めぐり促進、サビつき防止 |
茶エキス | サビつき防止 |
アシタバエキス | コラーゲン促進 |
海藻エキス | 潤い・弾力実感 |
たくさんありますね・・!
それぞれの「特徴」をみてみると、
「めぐり促進」「原因因子に対抗」「サイクル活性化」など、
具体的ではなく、どうにでも意味がとれるような言葉が使われていることに気づきます。笑
これは「医薬品以外の成分が効果効能をうたってはいけない」といった広告ガイドラインを守る必要があるからだと考えられます。
これらの成分も、「これが入っているから毛が生えてくる!」といったものではなく、「束でかかって頭皮環境をととのえる」といった理解でいいと思います。
『リデンシル+〇〇種の成分』は珍しい
ただ「リデンシル」や「キャピキシル」など、単体で強力な成分を使っている育毛剤は、『配合成分の数』は少ないことが多いです。
「プランテルEX」はリデンシルを5%の高濃度で使いながら、かつ
23種の天然由来成分+16種のアミノ酸+3種の指定成分配合
ということで、
「頭皮環境をととのえ、髪を健康・丈夫にする成分も入れつつ、リデンシルも高濃度で入っている」
というのは強みといえるかもしれません。
リデンシル3%以上配合の他の育毛剤「Deeper3D」「リデン(REDEN)」と比べてどう?
ではプランテルEXの特長がみえてきたところで、臨床試験で結果のでたリデンシル3%以上配合している他の育毛剤
- Deepr3D
- リデン(REDEN)
と比べてどうなのか?をチェックしてみましょう。
成分がいちばん強力なのはDeeper3D?
この3つのなかで「成分的にいちばん強力なのは?」と聞かれたら、やはりDeeper3Dだとこたえます。
『Deeper3D』はキャピキシルも5%
『Deeper3D』はプランテルEXと同じ「リデンシル5%」の他に、
- キャピキシル5%配合(リデンシル同様、人への臨床試験データ等が公開されている)
- 成長因子8種類配合(AGAクリニックの注入治療で使われるような成分)
が配合されていて、総合的なエビデンスのレベルが高いです。
その分お値段はお高いですが・・
『プランテルEX』にはDeeper3Dとは違った強みも
『プランテルEX』もがんばってはいますが、AGAの進行を抑える「ペブプロミンα」のエビデンスレベルがキャピキシルに劣る点がちょっと弱く感じます。
ただ「天然由来成分23種類」「アミノ酸16種類」のように、「束でかかって頭皮環境を全体的にととのえる」という要素はDeeper3Dにはないメリットといえますね。
『リデン』はリデンシルの臨床試験とほぼ同じ条件で試せる
『リデン』はリデンシル濃度が3%な上、リデンシル以外の成分でも他の2つよりは弱くなります。
ただ臨床試験で実際に結果もでている「リデンシル濃度3%」を試すということであれば、ほぼ同じ条件で使うことができます。
価格的にはプランテルEXが使いやすい
次に価格を比べてみましょう。
Deeper3Dの購入パターンと価格一覧
まずはDeeper3Dの購入パターンと価格です。
Deeper3Dの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 14,850円 |
定期(3回縛りあり) | 初回:14,100円 (継続回数により5〜30%まで割引あり) |
3本まとめ買い | 37,860円 (1本あたり12,620円) |
1本あたりの最安価格 | 6本まとめ買いで62,370円 (1本あたり10,395円) |
(すべて税込表示)
やはりDeeper3は成分が強力だけに、ふつうの定期便で「14,100円(税込)〜」と、ちょっと高めです。
また「6本まとめ買い」だと1本あたり1万円ちょっとになりますが、6本なので計62,370円。
いずれにしてもちょっとハードルは高めですね。
リデンの購入パターンと価格一覧
次はリデンの購入パターンと価格です。
リデンの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 13,824円 |
定期(3回縛りあり) | 1-3回目:10,584円 4回目以降:9,612円 |
3本まとめ買い | 35,532円(1本あたり11,844円) |
1本あたりの最安価格 | 定期便4回目以降で 9,612円 |
(すべて税込表示)
リデンが成分があまり強くないわりにそれほど安くないのは、容量が90mlと他より多いからというのがあります。
「気になる範囲が多いので、たっぷり多めに使いたい」という方はリデンという選択もありかもしれません。
プランテルEXの購入パターンと価格一覧
最後にプランテルEXの購入パターンと価格をみてみましょう。
プランテルEXの買い方 | 価格(税込) |
単品購入 | 13,800円 |
定期(継続縛りなし) | 9,700円 |
3本まとめ買い | 27,600円(1本あたり9,200円) |
1本あたりの最安価格 | 3本定期便で24,600円 (1本あたり8,200円) |
(すべて税込表示)
プランテルEXの場合は3本定期便であれば8,200円(税込)と、3つのなかでいちばん安くなります。
また他の2つとの違いで大きいのは、定期便に回数縛りがないこと。
『Deeper3D』『リデン』ともに、定期便は最低3回の継続が必要ですが、『プランテルEX』は1回だけでも停止・中止できます。
3種の育毛剤を比較すると・・
3種の育毛剤を比較すると以下のようになりました。
定期便価格 | 1本あたり 最も安く変える価格 |
成分 | |
Deeper3D(60ml) | 14,100円〜 (3回縛り) |
10,395円(6本まとめ買い) | ◎ |
リデン(90ml) | 10,584円〜 (3回縛り) |
9,612円 (定期便4回目以降) |
▲ |
プランテルEX(50ml) | 9,700円 (縛りなし) |
8,200円 (3本定期便・縛りなし) |
◯ |
『プランテルEX』は容量が50mlというのが惜しい!です。せめてDeeper3Dと同じ60mlならなおよかったんですけどね。
「金額は高くても最強成分で!」という方はDeeper3D
「成分は弱くても容量が多いほうがいい」という方はリデン
といった住み分けはできそうです。
でも「価格と成分のバランス」でいうと、定期便の縛りもなくて単価も安い『プランテルEX』がいちばん利用しやすいのかな、と思います。
とりあえずプランテルEX注文してみました
ということで、

という評価になったため、プランテルEXを注文してみることにしました!
まずはいつでもやめられる「1本定期便」(税込9,700円)で1本使って様子をみて、よさそうだったら「3本定期便」(1本あたり税込8,200円)を検討してみようと思います。
※ちなみに「3本定期便」は公式サイトには申込みボタンがありません。
こちら(3本定期便申込み画面)から直接飛ぶか、いったん通常の定期便を選んだあと下にスクロールすると「3本定期便申込みボタン」があらわれます。
使ってみた使い心地や変化等について、またレポートできることがあれば記事に追加してみたいと思います。
まとめ
以上、今回はリデンシル5%配合ということで注目してみた「プランテルEX」という育毛剤についてご紹介してみました。
「リデンシル5%」というだけで臨床試験で結果の出た配合をかるく超えているので、期待度はかなり高いものがあります。
「放っておくと薄毛が進行してしまう」はずのAGA患者が約3ヶ月後に「平均17%毛量が増えていた」というのは、本当に勇気をあたえてくれる試験結果ですよね。
プランテルEXはリデンシル以外にも「AGAの進行を抑える」目的のペブプロミンαも配合されてたりするので、とくにAGA(男性型脱毛症)によるハゲ・薄毛対策には使ってみる価値があるんじゃないかと思います。
よかったら参考にしてみてくださいね。
▲ AGA患者の髪の毛を平均17%増やした配合濃度を超える「リデンシル5%濃度」の育毛剤をみてみる
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