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発毛の鍵は毛包の幹細胞にあり|オクタペプチド-2の育毛効果とは?

こんにちは、ハゲ太です。

今キャピキシル系の育毛剤について詳しく調べているのですが、各メーカーのみなさん非常に工夫を凝らしていて様々な育毛成分を配合されています。

キャピキシルをメインにするとしても、それ以外の部分で差別化しないと生き残っていけないということなんでしょうね。

でもメーカーさん同士が切磋琢磨してくれることで僕らユーザーにはより良い製品が届けられることになると思うので、ありがたいことです。

 

今回は「Deeper 3D」や「スカルプ5.0C」といったキャピキシル育毛剤に使用されている「オクタペプチド-2」という聞き慣れない成分について見てきたいと思います。

オクタペプチド-2は、再生医療にも深い関わりをもつ「幹細胞」に働きかけるらしいです。

 

目次

髪の毛が生えるサイクルについておさらい

オクタペプチド-2の働きを知るためには、まず髪の成長サイクルについて知っておくとわかりやすいです。

 

髪の毛は、

【成長期:髪の毛が成長する(2〜8年)】

 

→【退行期:成長がとまる(2〜3週間)】

→【休止期:髪の毛が抜ける(2〜3ヶ月)】

→【ふたたび成長期】

というサイクルをぐるぐるまわっています。

 

そして脱毛症のときに何が起きているかというと、

1.【成長期】の期間が短くなる
2.【休止期】→【成長期】への移行がスムーズにいかなくなり、【休止期】の髪の割合が増える

といったことが起きています。

要は成長期の髪より休止期の髪の割合が増えていくことで、髪が薄くなっていくわけですね。

 

 

オクタペプチド-2は「休止期」の毛根にある幹細胞を活性化する

「幹細胞」とは、体の様々な組織や臓器などに分化していくことができる元になる細胞で、欠損した組織や臓器をとりもどす「再生医療」で注目されている細胞です。

そして最近髪の毛にも幹細胞があることがわかってきました。

髪の毛の幹細胞は、休止期の毛包(毛根を取り囲む部分)のふくらんだ部分(バルジと呼ばれる場所)に存在します。

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「バルジ領域」の活性化が発毛のカギとなります。

 

バルジ領域にある幹細胞には2種類あって、髪の毛をつくる「毛包幹細胞」と、髪の色素をつくる「色素幹細胞」がそれぞれ存在しています。

そしてそれぞれの幹細胞にダメージがあったり活性が不十分だったりすると、髪が育たなかったり白髪の原因にもなったりするわけですね。

逆にバルジ領域の幹細胞が元気いっぱいの状態であれば、黒々とした丈夫でつややかな髪の毛がつくられるようになります。

(参考)毛包幹細胞、色素幹細胞を維持_(世界の幹細胞関連論文)

 

オクタペプチド-2はバルジ領域にはたらきかけ、幹細胞を活性化する。

今回取り上げているオクタペプチド-2は、このバルジ領域に働いて幹細胞を活性化する作用があります。

オクタペプチド-2のはたらきによって、休止期の髪の毛の元(幹細胞)が活性化され、ヘアサイクルの「休止期」から「成長期」への移行がスムーズになり、より強くたくましい髪の毛が生えてくるということが期待できます。

 

髪の毛が生えるためには毛乳頭と幹細胞両方が大事

ところで髪の毛の生えるメカニズムについてなんですが、

「毛乳頭から栄養分をもたらった毛母細胞がどんどん分裂してしき、死んで角化したものが髪の毛になる」

というのが一般的な説明になっています。(下図参照:毛乳頭のまわりにたくさんの毛母細胞があり、これが分裂して角化することで髪の毛になります)

Labeled Skin And Hair Anatomy. Detailed Medical Illustration.

 

今回でてきた「幹細胞」は将来は分化して毛母細胞になってく細胞なのですが、髪の毛をつくっていくためには毛乳頭だけでなく、この幹細胞も大切な役割を果たしているということになります。

 

毛の発生・成長には毛乳頭細胞と毛包幹細胞のどちらが主役とも言えず、両者が必要不可欠であることは明らかであります。しかし、各々の特性と両者の相互作用 については、未だ未だ研究の余地を多く残しており、今後の課題であると同時に、近未 来における毛包再生医療への発展が期待されます。

(「毛成長誘導の主役は毛乳頭細胞?毛包幹細胞?」より  北里大学 勝岡 憲生皮膚科教授)

 

 

髪の毛が作られていくのをイメージしてみよう

幹細胞は未分化な細胞です。将来の夢にあふれた子どもみたいなものですね。

その幹細胞が、オクタペプチド-2の刺激を受けてぷるぷると活性化しながら毛母細胞になって髪の毛をつくっていくのをイメージしてみると、ほんとに髪の毛が生えそうな気がしてきませんか?(笑)

幹細胞って「何にでもなれる」というイメージがあるので、こんな妄想をしてしまいます。

でも「イメージングも育毛に効果的」という話もあったりするので、案外こういう想像を膨らませてみるのもいいかもしれませんね。

 

そんなオクタペプチド-2が配合されているキャピキシル育毛剤は、次の2つです。

 

>>キャピキシル配合【ザ・スカルプ5.0c】 

 

>>モンゴ流スカルプエッセンス【Deeper 3D】

 

この2つの育毛剤を使うときは、毛根の幹細胞がぷちぷち活性化してどんどん分裂していくところをイメージするといいと思います^^

 

 


【Deeper 3Dの成分が一新されました!】

今回オクタペプチド-2配合の育毛剤ということでご紹介したキャピキシル育毛剤の「Deeper 3D」ですが、世界的な化粧品成分見本市で表彰された注目の新成分「リデンシル」を新たに5%も追加投入して生まれ変わったようです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

≫ミノキシジルの2倍!?新成分「リデンシル」の育毛効果を調べてみた

 
 
 
 
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