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イソフラボンサプリに育毛効果は期待できるのか?

今、育毛サプリの成分についていろいろと調べています。

調べている主な内容としては、

■ この成分にはどんな効果が期待できるのか?

■ 効果を持つにはどれくらいの量摂取すればいいのか?

■ このサプリに含まれている量は充分な量といえるのか?

といった内容です。

なぜこんなことを調べているのかというと、これらの事実を知らないと「本当に役に立つ育毛サプリがどれなのか?」ということが判断できないからですね。

 

今回は育毛に限らず体によい成分としてよく聞く「イソフラボン」について調べてみました。

 

目次

イソフラボンって結局何?

イソフラボンという名前はよく聞きますし、「ワインで有名なポリフェノールの一種」とか「フラボノイドの一種」ということも聞きますが、「ポリフェノールって?」「フラボノイドって何?」という感じでいまひとつイメージができませんでした。

そこで、ポリフェノールが何か?ということから調べてみました。

 

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは?ということについて僕がいちばんわかりやすく感じた説明はこれです。

光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持つ。ほとんどの植物に含有され、その数は5,000種以上に及ぶ。

香料や色素として古くから食品、化粧品に使われていたが、1992年、フランスのボルドー大学の科学者セルジュ・レヌーが、「フランス、ベルギー、スイスに住む人々は、他の西欧諸国の人々よりもチーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心臓病の死亡率が低い」という説を打ち出し、彼らが日常的に飲んでいる赤ワインに着目。人間を始めとする動物が、赤ワインに豊富に含まれる「ポリフェノール」を摂取すると、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上すると発表した。

(wikipedia より引用)

要は「光合成によってつくられ、ほとんどの植物に含まれる色や苦味の成分」ということですね。

 

そして「ポリフェノールの一種」として「フラボノイド」というものがあります。

 

フラボノイドとは

フラボノイドもなかなかイメージし難いですが、一応wikiを見てみるとこのようにあります。

フラボノイド (flavonoid) は天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAとマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称。いわゆるポリフェノールと呼ばれる、より大きな化合物グループの代表例。

あーもう無理ですね(笑) まったく頭に入ってきません^^;

 

そこでもう少し調べていると、ちょっとわかりやすいイメージがありました

「ポリフェノールは植物の色素や苦味の成分」ということでしたが、どうやらフラボノイドは色素をつくるメインどころの成分のひとつのようです。

 【植物の色素となる代表的な成分】

・クロロフィル(葉緑素):緑

・カロチノイド(カロチンなど):黄色〜オレンジ

・フラボノイド(イソフラボンなど):白〜黄色、またはオレンジ・赤・青・紫など(花の色をつくる)

 

「なるほど〜、カロチンやクロロフィルと同列にあるものなのか〜」と、ようやくイソフラボンのイメージがおぼろげながらできるようになってきました。

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そしてイソフラボンとは

やっとイソフラボンにたどりつきました。

イソフラボンは、「植物の色素や苦味成分ポリフェノールの一種であり、その中でも色素成分であるフラボノイドの一種」ということですね。

 

イソフラボンの効果

一般的に認知されているイソフラボンの効果としては、大きく2つあります。

1.イソフラボンの抗酸化作用

これはイソフラボンが含まれる「ポリフェノール」自体に高い抗酸化力があるんですね。

細胞や遺伝子を酸化させてダメージを与えてしまい、「老化」や「病気」の原因をつくりだす活性酸素を効果的に抑えることができます。

 

2.イソフラボンの女性ホルモン様作用

これはイソフラボンが、女性ホルモンの「エストロゲン」と非常に似た構造を持っていることから、体内で女性ホルモンのような作用をもつことができるというものです。

女性ホルモンのように振る舞うことでどんなメリットあるのか?というと、下記のような女性ホルモンのはたらきを補助してくれる点です。

  • 肌の新陳代謝を促進し、美肌をつくる
  • 髪のツヤ・ハリをキープ
  • 生理周期を安定させる
  • 自律神経を安定させる
  • 骨を丈夫にする
  • コレステロールの増加を抑え、動脈硬化を防ぐ

女性は更年期になると女性ホルモンの分泌が少なくなり、ここに上げたような作用も失われてしまうため、イソフラボンのサプリメントで女性ホルモンの働きを補助することは有効な更年期対策となっています。

 

イソフラボンは男性の薄毛に効果があるのか?

それでは肝心の話ですが、イソフラボンには男性の薄毛、AGAに効果は期待できるのでしょうか?

イソフラボンの抗酸化作用は育毛にもプラス

ひとついえることは、イソフラボンの「抗酸化作用」は育毛にもプラスに働くということです。

抜け毛・薄毛は頭皮の毛母細胞が強い酸化力をもった活性酸素などのはたらきによってダメージを受けることも原因のひとつです。イソフラボンの抗酸化作用によってそのダメージを減らすことが期待できるので、育毛にとってプラスにはなってもマイナスにはならないでしょう。

 

イソフラボンの「女性ホルモン様作用」が育毛に良い可能性

さきほども触れたように、イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と似た構造・はたらきをもっています。そして女性ホルモンは髪のヘアサイクル(成長期→退行期→休止期)のうち「成長期」の期間を伸ばす働きをもっています。

そのため実証はされていませんが、イソフラボンによって髪の成長期が伸びる可能性があります。

 

 

イソフラボンが抜け毛の原因DHTを抑制する?

育毛への効果を検証した研究ではありませんが、イソフラボンは抜け毛の原因である強力男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の血中濃度を抑えるという研究があります。

Reprod Biol Endocrinol. 2011 Jan 13;9:4. doi: 10.1186/1477-7827-9-4.
Equol an isoflavonoid: potential for improved prostate health, in vitro and in vivo evidence.Lund TD1, Blake C, Bu L, Hamaker AN, Lephart ED.

この研究は抜け毛と同じくDHT(ジヒドロテストステロン)が関係している前立腺の健康についての研究ですが、

「イソフラボンによって、ラットの血漿中のDHTレベルと(DHTをつくりだす酵素である)5−αリダクターゼのレベルが減少した」

ということが実証されています。

 

この研究から「イソフラボン摂取によってDHTの量が減少し、抜け毛予防に効果をもたらす」と断言はできませんが、その可能性はあるかも、ということはできます。

ただラットの実験ということもあり、「1日何mg摂取で育毛に効果あり!」などといった詳細な臨床データはでていません。

DHTの抑制による育毛効果については「もしかしたら効果があるかも・・」ぐらいの期待がちょうどいいかもしれませんね。

 

イソフラボンは育毛に良いといえそう

以上、「抗酸化作用」「女性ホルモン様作用による成長期持続の可能性」「DHT抑制の可能性」という複数の要因により、イソフラボンの摂取は育毛のためにはよいことだといえそうです。

男性女性問わず、育毛に取り組んでいる人ならできれば採っておきたい成分ですね。

 

 

 

イソフラボンとカプサイシンで育毛できるという研究

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イソフラボンは単体で摂るよりも、唐辛子の成分である「カプサイシン」と組み合わせて摂取することで育毛効果が得られるという研究があります。

この研究内容は特許もとり、この理論にもとづいた「イソフラボン+カプサイシン」のサプリメントも販売されています。

が、こちらの記事にも書きましたが、(≫カプサイシンとイソフラボンの効果にかけた夏|まさかの展開が・・)この研究をおこなった大学教授のグループに「データ流用・捏造・改ざん」とのことで、教授と准教授が懲戒処分となっています。

研究内容が100%嘘かどうかはわかりませんが、イソフラボンとカプサイシンによる育毛効果を素直に信頼できなくなったのは事実ですよね。

この理論やサプリメントについては、サプリの評判なども含めまた別の記事で検証してみたいと思います。

 

イソフラボンの摂取量について

育毛を考えるとイソフラボンは摂取したほうがいい成分だといえますが、では摂取量はどれくらいが推奨とされているでしょうか?

 

内閣府の食品安全員会の資料で、大豆イソフラボンについての国の見解が述べられています。

それによると、推奨摂取量は決まっていませんが、1日の上限摂取量目安として70~75mg/日とされています。

 

これはイタリアで閉経後の女性を対象に大豆イソフラボンを1日150mgx5年間摂取してもらったところ、子宮内膜増殖症の発症率が高かったことから、[150mgの半分の75mgを上限値]としたそうです。

(参考:食品安全委員会 「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

 

 食事からのイソフラボン摂取量

そして通常の食事でどれくらい摂取できているのかというと、下の図のようになります。
 
 
食品 100g中のイソフラボン含有量
きなこ 266.2mg
豆腐 20.3mg
味噌 49.7mg
豆乳 24.8mg
煮大豆 72.1mg
納豆 73.5mg
 

 

たとえば豆腐一丁(300g~400g)でほぼ上限値に達するかんじですね。

 

これを見ると、1日に必要なイソフラボンの量は、通常の食事で充分摂取することが可能であることがわかります。

豆腐

 

 

育毛のためのイソフラボンサプリは不要?

ということで長々と見てきましたが、結論としては

「育毛のために必ずしもイソフラボンのサプリを摂る必要はない」

といえると思います。

毎日「豆腐一丁」または「納豆2パック」程度食べることができるのであれば、サプリは必要ありません。

 

 

ただ、もしあなたが

 ・大豆製品をそんなに毎日食べられない


・女性の更年期症状等「女性ホルモン減少」の対策としてイソフラボンを摂りたい

 

という方であれば、イソフラボンをサプリで摂取する価値はあるといえます。

 

 

ちなみにBOSTONのイソフラボン含有量は・・

ちなみにですが、僕が愛飲している「育毛サプリBOSTON」にもイソフラボンは配合されています。

含有量はというと・・1日分につき20mgとなっています。

1日の摂取上限値が70~75mgという点と、毎日の食事からの摂取量を考えるとちょうどいい感じがしますね。

 

育毛サプリ【BOSTON】公式サイトで確認してみる→

 

ということで「育毛に役立つ成分を摂取して、内側から髪の毛が生える力を支えたい」という方は、ボストンのようなイソフラボン配合の育毛サプリメントも検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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