こんにちは!ハゲ太です。
今回はAGA/FAGAなどの薄毛治療に高い効果が期待できる「メソセラピー」の注入成分の特徴についてまとめてみたいと思います。
メソセラピーの注入成分はクリニックによって異なりますので、あなたのクリニック選びの参考にしていただけると幸いです。
メソセラピーの注入成分①:グロースファクター(成長因子)
グロースファクター(成長因子)は、生体内の細胞を成長させたり分裂・増殖させたりする機能をもったタンパク質の総称です。
血流改善や毛母細胞活性化など、発毛のために役に立つ成長因子の種類は多く、それらの成長因子を頭皮の皮下組織に注入することで発毛を促進することができます。
IGF-1[インスリン様成長因子]
細胞の成長を促進→毛母細胞の細胞分裂を促進し、若返らせる
bFGF[線維芽細胞増殖因子]
血液の循環を促進→頭皮に十分な栄養をめぐらせる効果
VEGE[血管内皮細胞増殖因子]
血管を新生させ血液の循環を促進→頭皮に十分な栄養をめぐらせる効果
多くのクリニックのメソセラピーで成分に含まれています。
KGF[ケラチン細胞増殖因子]
毛髪の形成に必要な成分をつくりだす→発毛しやすい状況に
HGF-1[幹細胞増殖因子]
発毛強化因子を呼び起こす→休止期の毛包(髪の毛の生産工場)を成長期へと誘導
チモシンβ4成長因子
毛包の幹細胞をバルジ領域から毛母細胞へと誘導する→休止期の毛包を成長期へ導く
その分発毛にたいしては高い効果が期待できるため、「より効果の高いメソセラピー」を選びたいならこの3つの成長因子が含まれているかどうか?に注目してください。
◎KGF:新宿メディカルクリニック、湘南美容クリニック
◎HGF-1:湘南美容クリニック
◎チモシンβ4:新宿メディカルクリニック
メソセラピーの注入成分②:医薬品成分
AGA治療の基本となるのはフィナステリド・ミノキシジルというAGA治療薬の内服、それに加えてミノキシジル育毛剤の外用というのが一般的です。
これらの薬剤を直接頭皮に注入することで、副作用も少なく更に高い効果が期待できることからメソセラピーの注入成分に加えているAGAクリニックもあります。
ミノキシジル
毛細血管の拡張作用により血流改善をうながし、発毛を促進します。
フィナステリド
抜け毛の直接的原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制し、ヘアサイクルを正常化し、AGAによる抜け毛を防ぐ。女性には使用できないため、女性にたいしてはフィナステテリドを抜いた処方になります。
:銀座総合美容クリニック、TOMクリニック、ヘアジニアスプログラム採用クリニック
メソセラピーの注入成分③:その他の成分
髪の質を高めたり、発毛環境をととのえたりする成分、またメソセラピーの成分としてはまだ一般的ではない最新の育毛成分を加えるAGAクリニックもあります。
総合ビタミン・ミネラル
髪の毛の健康と成長に必須な各種のビタミン・ミネラルは、ほとんどのクリニックのメソセラピー注入成分に含まれています。
ヒアルロン酸
強力な水分補給作用によって頭皮の潤いを保ち、発毛環境をととのえます。
銅ペプチド
AGAの原因である酵素「5-αリダクターゼ」を阻害し、脱毛をストップさせる医療成分。
コエンザイムQ10
頭皮の血行促進
キャピキシル
ミノキシジルの3倍の効果があるというエビデンスが公開された育毛成分。5-αリダクターゼを阻害し発毛を促進する効果があります。
育毛剤の成分として人気。
ラタノプロスト
もともと緑内障のための点眼薬「キサラタン」の成分として知られていましたが、副作用で「まつ毛が伸びてしまう」という声があったことからAGAへの応用が研究され、「AGAに効果が期待できる」という論文も発表されています。
ヘアジニアスプログラム採用クリニック:表参道スキンクリニック
まとめ
以上、今回はAGAクリニックのメソセラピーの注入成分についてまとまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
メソセラピーは直接成長因子等を頭皮に注入することから「速い効果」「高い効果」が期待できますが、基本となる治療はやはりフィナステリド・ミノキシジル等AGA治療薬による治療です。
- 少しでも早く髪の毛を増やしたい
- AGA治療薬による治療を半年〜1年続けても思うように効果があがらない
このような方はメソセラピーを検討されるといいと思います。
そしてメソセラピーを検討する際は、今回ご紹介した「各クリニックによる注入成分の違い」もポイントに入れていただいて、ベストな選択をしていただければと思います。
それでは今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)